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読書感想文 『俺か俺以外か ローランドという生き方』ローラン KADOKAWA


今更

今更感満載だけど、とりあえず備忘録程度に。
audibleでかなり前に聴いたので、引用どころかかなり曖昧な記憶が頼り。

聴いたきっかけは、普段読まないだろう本を読んでみようと思っていたところに、audibleの聴き放題に含まれているのを見つけた。
多分本屋で買おうとは思わない今1冊。聴き放題の恩恵。

去年聴いた気がする。多分手術が決まった後だと思う。記憶が曖昧になるくらいに、普段メモしてない。

記憶に残っている2つのエピソード

ジャージが似合う人

ジャージばっかり着てるとジャージが似合う人になる的な話。
彼はとにかく服を着る時はいつでも気合100%らしい。近所のコンビニ行くような感じの時でもダルジャーやスウェットなんて着ない。
そういうだらしない服ばっかり着てるとそういう服が似合う雰囲気になるらしい。
アスリートじゃないのに、ジャージが似合ってる、パジャマのスウェットが似合ってるはあくまで例だけど、気を抜いてる時にする雑な格好が似合うにはそれなりの習慣があるという話らしい。
たしかに、それはあるかもしれないと思った。
身だしなみに対する意識が変わった。
ローランドってなかなか面白いと思った。

ロールスロイスはセールしない話

ローランドは売れない時でも、自分を安売りはしなかったらしい。
安売りは自らブランド価値を下げる行為。
だから、ロールスロイスはセールなんてしない。
商品に自信があるから安売りはしない。
ビジネスでよくある話。でも、ローランドは自分が商品。自分で自分の価値を維持するっていう一見ナルシストっぽい感じでも、自分を下げる行為はたしかにしない方がいい。お金に困っても下げない。自分の価値を下げたら、後で後悔するかもしれないし、精神衛生上良くない気がする。自分にはお金に換えられない価値がある。当たり前のことなんだけど、意外と忘れがちなこと。
ローランドってなかなかいいこと言ってると思った。

手術があったから

手術のことで人生一度きりなんだって、明確に意識したからなのか、意外と記憶に残った気がする。ローランドみたいに自分を出して生きてもいいじゃないと思ってしまった。手術のことがある前に聴いていたら全く心に残らなかっただろう。同じ本でも読む時の心境によって変わる。それが本の面白いところだし、何回も味わえる要因。

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