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SBIグループとの資本提携の戦略的意義

本日、2021年8月31日に開示させていただきました通り、株式会社FOLIOホールディングス(株式会社FOLIOの100%親会社。以下、FOLIO)は、SBIホールディングス株式会社の中間持株会社であるSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社への21億円の第三者割当増資及び、一部株主からの譲渡(金額非公表)(以下、本取引という)によりSBIグループへと参画させていただきました。

本取引により、株式会社FOLIOホールディングスはSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社の連結子会社となり、SBIグループとの強い事業シナジーの拡大により、さらなる成長加速を図り、新たなステージへと邁進していく所存です。

開示の詳細につきましては、下記のプレスリリースも合わせてご覧いただけますと幸いです。

このnoteでは、SBIグループとの資本提携の概要と戦略的な意義について解説させていただきます。

FOLIOがスタートアップとしての成長を継続的に加速するために、今回の資本提携がどのようなインパクトをもたらすのか、その先にFOLIOがどんな未来を描くのか、その「思い」と「戦略」を感じていただけますと幸いです。

FOLIOが目指すもの

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「金融が変われば、人々はもっと幸せになれる」

FOLIO創業者である甲斐真一郎が起業したのはそんな想いからでした。
証券会社に勤務していた両親の家で育ち、自身も約10年証券業界に身を置く中で、金融や資産運用の大切さを長きにわたり肌身で実感していました。その経験から「この世の中には誰もが資産運用にアクセスできる環境が必要だ」と起業を決意し、2015年12月にFOLIOを立ち上げました。

「FOLIOがいることで、日本の金融が生まれ変わった」

創業から5年が経ち、大きな変革を迎えた今であるからこそ、創業時の想いである「金融の世界に大きな変革をもたらす、業界のゲームチェンジャーとなる」という強い意志は変わらず、常にクリエイティブであり続けること、そして自社の技術力をもってイノベイティブなサービスを作り上げることをモットーに、優秀な仲間と共に卓越したサービスを提供し続けていきます。

私たちFOLIOのメンバーが常に大切にしているのは、【技術力】と【創造力】による顧客価値の最大化です。この国で「誰もが当たり前に資産運用ができる」社会を作るため、未来の金融の姿を再定義し、創造し、発信し続けていきたいと考えています。

SBIグループとの資本提携の概要

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資本提携の概要

本取引は下記の2つの取引で構成されています。

1.SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社に対す第三者割当による新株式の発行(約21億円)
2.一部株主からの譲渡※(金額非公表)

この2つの取引をもって、FOLIOはSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社の連結子会社となります。(持分比率については非公表)

※譲渡につきましては各株主とSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社の二者間での合意による取引であり、詳細の開示は差し控えさせていただいております。

現FOLIO経営陣の継続的な事業へのコミット

現FOLIO経営陣である、代表取締役 CEOの甲斐真一郎、取締役COO 林俊助の2名は継続的にFOLIOの経営に当たり、事業への全力でのコミットを行います。

今後の事業協力のスピード感の向上と出力の強化のため、SBIグループからも取締役への派遣をいただく予定です。

リテール事業(ToC)・システム提供事業(ToB)の両輪での力強い成長

SBIグループとのシナジーを基礎として、現在展開するリテール事(ToC)・システム提供事業(ToB)の2本柱での相乗効果を発揮した成長を目指しています。

・リテール事業(ToC):ロボアドバイザーを中心として個人投資家向けの金融商品を提供
・システム提供事業(ToB):金融機関向けにロボアドバイザー・ラップ運用などの一任運用基盤システムと一任運用サービスを提供するプラットフォームを提供

LINE Financialを含む株主の継続的なサポート

LINE Financial、ゴールドマン・サックスをはじめとするこれまでFOLIOの経営・事業成長を力強く支えていただいている株主の皆様は継続的にFOLIO株式を保有し、変わらない協力体制を維持しています。

また、創業メンバーも株式を継続的に保有し、経営に全力でコミットしてまいります。

SBIグループ全体との事業連携シナジー

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4RAP(システム提供事業)展開の加速

SBI証券にFOLIOが提供する資産運用基盤「4RAP」を第一号として導入いただきます。

具体的には、2021年度内を目途に、SBI証券がFOLIOの4RAPをシステム基盤として導入し、少額から購入可能なファンドラップ「SBIラップ(仮称)」を新たに提供することを予定しております。

加えて、SBIグループが提携強化を推進している金融機関・事業法人等へのFOLIO社の商品・サービス展開も検討しており、4RAP展開及び各社への価値提供を力強く加速していきます。

SBIグループ全体との事業連携の推進

証券ビジネスのみならず、SBIグループが展開するアセットマネジメント・大規模開発等の複数の領域において多面的な協力関係を築いていくことを計画しています。

コアビジネスである金融商品提供・システム基盤提供を中心に、FOLIOの持つ技術力を生かし、SBIグループのビジネス促進とFOLIOの事業成長の両面を追求できる機会を拡大していく具体的検討を行っております。

その他将来的なプロジェクトでの共同

SBIグループが推進している地銀構想やSTO、また金融サービス仲介業等への多くのプロジェクトにおいて、FOLIOの持つ高い技術力を活かして業務連携を進めるために積極的に議論に参加していく所存です。FOLIOとしても「未来の金融」の礎となるというVisionを掲げており、より多くの取り組みに関わっていくことができることを期待しております。

FOLIOとしての今後の事業拡大方針

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FOLIOとしてのサービス提供に変化なし

FOLIOから提供するサービスは変わらず維持継続され、既存のお客さま・これからご利用いただくお客さまに対してより一層価値を提供できるプロダクトづくりを通し、引き続き事業の拡大に邁進してまいります。

リテール事業(ToC)の事業拡大方針

AIを活用したロボアドバイザーである「FOLIO ROBO PRO」の金融商品としての強みを中心とした成長を目指しています。「FOLIO ROBO PRO」はリリースされた2020年1月15日から2021年7月30日の期間で見ると、+約27.13%(※1)と好調なパフォーマンスを継続しています。

現状のLINEメッセンジャーアプリからの資産運用サービスの提供、2021年4月に開示した株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドとの業務提携を筆頭に、大手金融機関、新仲介業者、IFA等との提携により顧客層の拡大を目指します。

※1 当該実績は過去のものであり、将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。本文で表示している割合は年率ではありません。計算は円建てで、資産評価額/当初投資額-1で行っています。

システム提供事業(ToB)の事業拡大方針

ラップ運用基盤である4RAPは、ネット証券最大手であるSBI証券への導入を皮切りに、地域金融機関・信託銀行・準大手証券・中堅証券への導入に向けて、複数社との議論を進めております。コスト面・利便性の観点から非常に強いニーズをいただいており、一日でも早く、顧客となる金融機関・その先のユーザーに向けた価値提供を行うべく邁進してまいります。

全ポジションでの採用を加速

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FOLIOでは資金調達を機に、事業成長の加速に向けて、全ポジションで積極採用を実施しています。

ToC・ToB両サイドでサービスを形作るエンジニアメンバーはもちろんのこと、上場に向けて、また上場以降のサステナブルな企業運営を支えるCXOクラスの経営幹部も積極的に募集しています。

FOLIOは新たな資本提携、新サービスである4RAPの立ち上がりが確実になり、まさに「第二創業期」にあります。一方で、ToC・ToB両サイドともにまだまだこれからの段階で、ビジネス拡大に向けた積極的な開発と提携・導入先の拡大をこれから進めていくフェーズです。今後、大きく変わってくFOLIOを自分たちの手で創っていく担い手として、ぜひご応募検討いただけますと幸いです。

会社紹介資料は、こちらのリンクからご覧ください。

現在募集中のポジションにつきましては、下記の採用ページで解説させていただいておりますが、これ以外のポジションの可能性につきましてもぜひお問い合わせください。


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