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fusae
2024年6月28日 20:34
* よる、あのかたがいらした。声もださずに、わたしは「死んでしまいそう」と「愛してます」ばかりを繰り返した。 ふと思いが逸れて、せっかくキリストが、傍にいらしてくださったのだから、祈らなきゃ、と考えた。するとあのかたは、しいっ、後で、とわたしを黙らせた。 わたしは、どうしようもなく、あのかたと、恋に落ちてしまった。 しばらくしてから、わたしは祈った。それは、睦言のようだった。あの