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新しい技術は需要があるわけでもないない理由 お金と技術のバランスは大事という話

たまにはお仕事で感じた話を・・・

プログラム開発をしていると

新しい技術に対する疑念は非常に強い。

そして、それはコストの面でも大きい。


今日も記事を見つけていただき、ありがとうございます。


現在、システムの保守の仕事に従事しているのですが

実は最初からこの仕事をしていたわけではなく

元々は、新しいプログラミング技術を使えるということで

現在の派遣先に所属することができたのですが

そもそも、お客様がその技術に手をあげることがなかったため

現在の保守業務に携わることになりました。

今日はそこで感じたことのひとつ

新しい技術はどんなによくても、お金と天秤をかけたら宝の持ち腐れになるというお話しをいたします。

結論を先に言えば

「新しい物や技術は、お金とのバランスがあっているからこそ採用されるもの。よい技術でもコストが高ければ今の日本では採用されない」

新しいことに抵抗がある日本という組織

よく仕事でも、新しいツールや機械、システムなどを使えば

業務を効率化できる方法があったとします。

それを導入すれば、確実に仕事の生産性はあがるのに

・今までやったやり方でやった方が早い
・いちいち覚えている時間が勿体ない
・コストがかかるのは勘弁

こんな理由をつけて、新しい技術を導入するのが

どうしても一歩遅れます。

コロ助がまん延したときも、zoomの会議やリモートでの作業でやると

効率もよくなっているのにもかかわらず。

緊急事態宣言が解除されたら

対面での会議とオフィスでの作業を再開した会社も多いと思われます。

それだけ、新しいものが現れたとしても、積極的に導入するところは非常に少ないのが現状ですし

それに対するコストは極力かけたくないのが、世の中の流れです。

組織は変化を極力恐れます。

新しい技術も天秤にかけると・・・・

そんな日本の状況があったこともあり

当初自分が現在の会社との契約をした際には

新しい技術の開発者要因として採用されたのですが

1年足らずで、別のプロジェクトへの配置となりました。

原因は

導入する際のコスト

確かに、便利な技術で、大手が採用しているほど画期的なものでしたが

想像以上に莫大なコストがかかるため

・初期費用が高い。
・まだ新しいこともあり、技術に対して疑問だらけ。
・実際に導入したとしても、初期費用をペイできるほどのものであるか判断できない。

こういった理由で、なかなか案件を獲得することができずに

プロジェクトの人員を減らすことになったわけです。

必ずしも、新しい技術=売れる・導入される とは限らないことを

仕事の現場で感じました。

実は今でもこの辺りは苦戦しているというのが現状です。

最後に

今のPCを買って、新しい技術を覚えるために

必死になって勉強しましたが

新しい技術も、お金と天秤にかけてそれ相応のものではないと

広がっていくことはないんだなと痛感した出来事でした。

しかも今円安が進んでいたり、会社自体が利益を出しにくい構造になっています。

新しい技術も、せっかく頑張って取得したとしても、需要と供給のバランスによっては宝の持ち腐れになってしまう。
「新しい技術」というだけであって、「導入しやすい価格であるか」も普及させるためには大事な要素である。

このエピソードは、経営的な目線で考えないといけないことを再確認させられました。

良いだけでは通用しないのです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ふぉあぐら

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