人としての手本　フリーター時代に出会った、人間再形成の基礎になったGさんの話

フリーター時代には

人間としてなってはいけないお手本のような人がいましたが

自分の中で

こういう風になりたいなと思う人もいました。

ただし、その人は

自分が持っていないもので、欲しいと思う能力を持っているような気がしました。

今日も記事を見つけていただき、ありがとうございます。

ずっとフリーター時代に嫌な思い出シリーズを語ってきましたが

フリーター時代に出会った人間の中で、トップクラスの周りから信頼される人のお話しは

note投稿初期にずっとやりたかった話です。

もう少しで投稿1年ということもあり、公開させていただこうと思います。

今日は、フリーター時代に出会った

通称Gさんという

人間的な魅力を何個も持ち合わせていた方について

お話ししようと思います。

一見、弱さのように見えるところが実は人間としての強さの源になっているんだと、自分が人間再構築の際に一番参考にした方です。

アルバイトの立場ですが別の仕事をしているため、自分のようなただのアルバイトではない少し変わった方でもあります。

Gさんがいると、とにかく仕事が楽しい

正直に言います。

その人がシフトにいるときは、めちゃくちゃ仕事が楽しかったです。

追加の作業でペアになって指名された時は、本当に

この人に役に立つように頑張ろう！！

と本気で思えるくらいすごい魅力がありました。

（※口の悪い先輩よりは雲泥の差です。）

社会人になってこういうことがあると思います。

・尊敬できるような人が少ない、またはいない
・後輩から一目置かれるようになりたい
・どうしたら、そう思ってもらえるようになるのか？

自分も一緒に仕事をするようになってから、Ｇさんのような人間になりたいと思うようになっていたので、何故だろうか当時はあまりわからなかったのですが、

特徴を数年分析すると、

Ｇさんが如何に人の心を掴むのが上手い人であるかがよくわかりました。
しかも、それを自然にやっているから本当に凄い人です。

そんなヒントになったＧさんの特徴とひとつのエピソードをお話ししようと思います。

特徴①：いじられキャラのリーダー

確実に言えるのは、そのＧさんはアルバイトメンバーの中では

完全にムードメーカーで

社員さんからも信頼されていることもあり、

完全ないじられキャラです。

社員さん振る→Ｇさんがボケる→社員さんがツッコむ→周りは爆笑

お笑いの漫才をやっているような感じｗｗ

ですが、それを嫌がることもなくそのキャラクターを引き受けていることで、話しかけやすくなるという効果を持っていました。

そして、そのポジションを完全に自覚しているので、仕事でも何故か笑いが起きます。

ピリッとしている雰囲気を持っている口の悪い先輩とは本当に対照的。

ですが、これは話しやすくなるという効果ではなく

ちょっと頼りなさそうな負け顔を見せることで、みんなから支えてもいやすくなるので、確実に周りには協力者が集まります。

リーダーでも、ちょっと頼りないくらいの方が周りが動くことを教えてもらいました。

ちなみに、仕事はきちんとできる方ですので、ヘマしたらきちんと叱られますｗｗ

でも、最後に「○○君、次頼むよ～」という感じで

次ミスせずできるようになることを、期待させてくれる話し方をしてくれます。

特徴②：雑談が上手い

よく仕事をするときには

口を動かさずに手と足を動かせと言われますが

雑談の重要性を痛感したのも、この人の影響です。

・仕事の状況が落ち着いたときを見計らっている。
・話相手の特徴（趣味・今やっていること・体調のことなど）を覚えている
・自分のこともしっかりとオープンにする

雑談力というわけではありませんが

自分と言う人間を知ってもらう、相手のことを覚えるという

信頼を得るためのことをしっかりされていた方でした。

エピソード：お土産などのお菓子を全力で褒めてくれる

そして、Ｇさんの一番の特徴は

おいしいご飯、お土産などのお菓子が大好き
（体系もすこしぽっちゃり）

アルバイトメンバーや、社員さんなどが実家に帰省したり旅行をしたりするときにお菓子を持ってきてくれるのですが

持ってきた際の反応が一番敏感ですｗｗ

「あれ、誰かのお土産？」
「めっちゃいい包装しているな」

「これ絶対にうまいやつやん！！」

という感じで、もうソワソワしっぱなし

こちらが食べてもいいと伝えると

「いいんですか！？ありがとうございます！！」

という感じで、目の色を変えてきますｗｗ

「やっぱ○○君の選んだお土産は間違いないわ！！」
「めちゃくちゃ美味い！！」
「もうひとついいですか？」
「ご馳走様でした！！」

みんながお菓子などを持ってくると、いつもの光景です。

ですが、このエピソードの不思議なところがあります。

そのＧさんは

「次も買ってきて」という催促は一切しないのです。

逆にめちゃくちゃ全力で褒めてくれるので

「次、何を買ってきたら喜んでもらえるだろう」と

こちらが逆に心を動かされるのです。

ちなみに、彼の周りにはお菓子が集まってきます
（女子からも手作りお菓子の差し入れとかめちゃくちゃされていたな）

これはＧさんが持っている人の心を動かす才能だなと

勝手に思っているのですが

それを普通にやってしまっていることが彼の凄さです。
どうしても求めて要求になってしまいがちです。

直接求めなくても、求めるものが手に入るように相手の心を動かしている。

Ｇさんの凄さというか愛されているなというのをフリーター時代は感じていました。

最後に

・少しだけ負け顔を見せる
・自分を知ってもらう、相手のことを理解しようとする
・人の心を掴んで求めるものを勝手に手に入れるる

上記のようなことを簡単にやってのける

Ｇさんのお話をさせていただきました。

ちなみに、自分が社会人に戻る時に

彼がめちゃくちゃ当時興味を持っていた

500円で当時買える一キロ弁当というのが亀戸にあったので

Ｇさんに納入しました。

さすがにこのときは、「代金を払わせてくれ！」ということで

無償プレゼントにはなりませんでしたが

とても喜んでくれました。

自分もＧさんのように人から愛されるようなキャラクターになりたいなとは思いつつ、今でもその道のりは本当に難しい。
フリーター時代には、悪い見本と取り入れるべき見本の二人がいたので、人間再構築に本当に役に立った6年半でした。

また再開したときには、お土産大量に持っていこうｗｗ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ふぉあぐら