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冬だけ会いに行くわ
ホッと温まる朝にしたいなら冬は私が隣にいてあげるね。
食べかけのトーストが少しだけおしゃれに見えてしまうのは、それが無くなる前で、無くそうとしているのは自分だからかな。
あまりに寒すぎる朝のせいで、普段は鈍感な私も少しだけ敏感になってしまう。
冬の頭痛は厄介で、中々渦の中から出してはくれないや。
ベッドは好きじゃないんだ。
なんかさ、少しだけ敷居が高いんだよね。
神聖な場所な気がしてさ。
だから私は簀子の上に布団を敷いてるんだ。
ベッドから落ちる心配もないわ、貴方と寝ても多少はみ出ても気になんてならないわ。
気付いたら朝が落ちていて、ああもう8時なのかと、空腹と憂鬱をハンドドリップしたくなる。
昨日の晩に作っておいたグラタンにハイジで出てきそうなパンを1枚。
贅沢な朝に似つかわしくはない顔の浮腫も、家を出るころには気にならなくなって。
三連休は忙しかったな。
気付いたら人の仕事を請け負ってしまって、自分の仕事もままならないまま。まあ、それでも長引いて"残業"をしてしまうのは性に合わないから、珍しく時速120キロで仕事を進めたんだ。
大好きな月曜日は少しだけ早上がり。
本が集まるあの街へ足を運んで、作業をするんだ。
写真写りの悪い私を象徴した入館書をぶら下げたまま電車に乗り込む。
包装紙に包んだままにしないで。
紐くらい解いてよ。
それでいて分かった気になるんでしょ。
そして、後々開けた時にびっくり箱で、驚きと騙されたことに怒るんでしょ。
ちゃんと紐は解いて、包み紙は剥がして、中まで見てからにしてよね。私もそうするから。
と、少しだけ思ってしまった仕事中。
そう思いながら、今日は吉祥寺の方にいるから井の頭公園で降りてもいいなと思って、どうしようか迷っていたら吉祥寺に着いてしまった。
そんな連勤後の私でした。
いつもより300字ほど足りない気がするけれどなんだかここで終わる方が良い気分。