自己採点はいつも満点なはずなのに。
机に向かえば、眠気と伸びない英語の点数と睨めっこするしかなくて。
受験シーズンという言葉は正しいのだろうか。この時期になるとよく耳にする言葉。
でも中3の時も、高3の時も春になった瞬間に受験シーズンだったけどな。
なんなら大学受験は2年の秋くらいから受験と向き合ってたはずなのにね。
受験生の皆さん、国家試験がある皆さん、勉強の調子はどうですか?
ノイローゼになってませんか?
睡眠は取れてるかな?
ご飯は食べてる?
なんだか、受かる気がしないな、私国家資格取れるかな?なんて思ってるあなたへの、私からの助言。
中学生の時からどうしても行きたい大学がありました。
私はこの大学に行って、体育教師になって、大好きなバドミントンを子どもたちに教えるんだって思っていました。
勉強は得意ではなかったけれど、努力をする事を苦だと思わないタイプだったの。
だから、私はやればやるだけ身につくし、あの大学に行けると思ってた。
国立大だけれど、3教科で良くて、2次試験は実技テスト。
落ちる理由を見つける方が難しい。そのくらいの根拠のない自信を持っていた。
でも、本当のところは、英語が苦手で、模試はいつもE判定。
数学と地理は当たり前に8割取れているのに、英語が半分を余裕で切るくらい苦手だった。
寝る時も英単語帳を握りしめて、国語の時間も英語、生物の時間も英語、お昼休みも英語。
英語の呪縛
現役の頃は、滑り止めを受けさせてもらえなかったから、ここに受かるしかなかった。
センター試験直前の模試で、見事に英語の点数は変わらないまま。
1日14時間ほど勉強して、実技試験のために毎日ジムに通って、走って、泳いで、筋トレして、そして、減量もしなきゃいけなくてさ、多分パンク寸前だったのね
そしたら見事にパンクして、
全部どうでも良くなって、教室を飛び出して、体育教官室に逃げ込んだ。
大好きな体育教師たちは少し驚きながらも、
お前どしたん?もう限界来たか?
私さ、多分勉強できないんだよ、だからさあの大学行くの諦めて、海女さんになる、私泳ぐの好きじゃん?海も好き、だから高校卒業したら海女さんになるから、もう勉強辞めるから、
ポロポロと涙を流しながら、そう訴えた私。
あいつらはそんな私を見ながら笑って、オムライスの出前を取ってくれた。
減量でまともなご飯食べてないんだろ?
今年ダメなら来年また受ければいいだろ、どうにかなるよ、大丈夫だから
その言葉を胸にもう一度机に向かうことにした私、
現役の時はもちろん全滅で、浪人を決めた。
でもね、面白いことにね、その年も落ちたの。
浪人生の時のセンター試験はA判定で、自分でもびっくりするくらい点数を取れた。
実技は申し分なくて、面接も得意だったから、
結果を開く前に、ああ、頑張ってよかった、やっとこの大学にいけるって、
ドキドキもせずにネットで結果を見ると、
私の番号はなくて、何かの間違いだろうと。
私のこの2年半以上の頑張りはどうなってしまうのだろうと。
人生で1番の挫折だったかもしれない。
それでも私立は何校か受かっていたから、大泣きしながら1人で郵便局に行って、岡山の大学へ入学届を出したっけな。
泣いて腫れた顔で撮った、学生証を4年間使うことになるなんてね。
だからね、私の大学生活のスタートは本当に最悪だったんだよ。
でも大人になった今、あの経験はしなくてもいいものではあったけど、したことを後悔はしないかなって。
だってさ、あんだけ苦手だった英語、留学したらすぐ出来るようになっちゃって、
国語も苦手だったのに、文章書いてんだよ、今。
その時の結果は良くなかったけど、それを良かったなって思えるように。
どんだけやっても、結果を得られないことの方が多いから、
たまたま結果を出しちゃう人だっているし、
でも頑張ってきた過程は評価されるべきだよ。
あの時頑張ってよかったなて、思える日が必ずくるから、
何かのために今踠いてるあなたは間違ってないよ。
だから冬が明けるまで、あと少し頑張ってみて。
私も春に資格を取りたいから勉強してるの。
一緒にね頑張るのがいいよ。
その代わりちゃんと、睡眠は取ってね。
ご飯も食べるんだよ。
あと少しね。