「静かなマスク会食」どうやって?
菅総理大臣の打ち出した「静かなマスク会食」これ実効性あるの?といった疑問の声が上がっている。
そりゃそうでしょう。食事中にマスクを付けたり取ったりなんて煩わしくてやってられない。そう思う人も多いことでしょうし。
さて、そういえば自分、既に夏前くらいから「静かなマスク会食」を励行していたのだ。
日本には平安時代から千年の伝統を誇るマスクがある。
それが扇子。
感覚過敏向けにせんすマスクなるものもあるが、それによらずとも普通に京扇子用いればそれで事足りる。
そのようなわけで京扇子を愛用している。
普段はたたんで携行。周囲に人のいる状況で開く。
飲食店ではテーブルに置いておき、で店員や同席者と会話する時に顔の前にかざす。
その都度耳からゴムを衝け外ししたり、顎まで下げるよりずっとスマートに思えるがいかがだろうか?
私はここ半年、ずっとこのようにしている。
気になる周囲の反応だが、驚くほど普通。
何が普通か、そう、普通にスルーされ、誰からも何の突っ込みもない。
意外過ぎるほど拍子抜けしているのが実際のところ。マスク着用求められたらつけるけど、それ以外はほぼ扇子で通っている。
しかし、マスクは使っても扇子はなぜか誰も使おうとしない。
同様にセンスをマスクにしている人、未だ出会ったことがない。
最初は100均の白無地の扇子を用いていたが、いつしか京扇子を用いるように。その色柄も季節を感じるものを選び、更にお香を焚き染めて楽しんでいます。
お洒落なマスクを求めてデザインにこだわる人の気持ちがわかるような。