見出し画像

病気のデパートがデパートへ行くと

自分の身体、四半世紀患っているものがある。

いや患っていたというのが正しいのか。

とはいえ数年は無症状で推移。

ならばもう直ったのか?

否、こういうのを完治とは言わない。あくまでも長期緩解を維持しているわけで、欠かせないのが定期的なケア。何もしなくてよいはずなどまったくない。

それが炎症性腸疾患(IBD)のクローン病。

20代半ばで診断を受け間もなく四半世紀になる。おそらくは10代の頃から症状あったようでもう四半世紀患っていると言っても過言ではないだろう。

それだけ長期間その治療法も変遷している。

患部を切除する手術も二回。

臨床治験も何度か受けた。

いわば日進月歩で進化する治療、それを体感していると言えよう。

今行っているのが抗α4β7インテグリン抗体製剤(エンタイビオ)

患部にのみ効きピンポイントで炎症を抑える治療。これを定期的に点滴。

なので服薬はなくなった。

生活する上でクローン病のケアを意識する場面は相当に減った。

多量の服薬に食事制限を余儀なくされていた頃とは雲泥の差。

しかし、今度は腎臓がいよいよ看過できない状態となり、結局新たな部位の治療を要することになり、自分の負担は余計に増しているのだが。

発生した順にちょっと列挙すると、

①クローン病

②全般性不安障害

③広汎性発達障害

④腎機能障害

⑤脳血管障害

慢性的なものでこれだけ。どうです?あと一時で終わったものなら胆石に腎臓結石も。こういうのを病気のデパートというのでしょう。

そんな私であるが、本日はエンタイビオ点滴のため通院。

通院のあと時間があったので所要もあるので街へ。

地下街から百貨店入ると湿度のせいか蒸れる。

更にデパ地下の匂いが更に強烈に襲ってくる。

しかもマスクの中に籠って息苦しく。

いたく淀んだ空気に気分悪くなり、マスク取ってしまう。

そんな淀んだ空気の中、息苦しさと湿気にマスクつけて長時間過ごすことは耐えられない。

だったら取ってしまえというもの。

その代わり、各フロアでの除菌は怠りなく。

結局そこへ滞在する気にもなれずフロアをほぼ通過しただけで外へ。

再度マスクつけることもなく、本日一日マスクはポケットの中。

結局常時つけていたのは病院のみという結果でした。

息苦しければそれを我慢することなく遠慮なく取ってしまう。あとは三密を極力避けるべく人に近づかないことと極力風通しの良い場所を選ぶことでしょうか。

マスクに頼るあまり熱中症にでもなっては本末転倒のような気がします。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集