業病=カルマによる病
波紋を呼んでいる石原慎太郎氏の「業病」発言。
業病とは「悪業(あくごう=前世の悪事)の報いでかかると考えられてきた難病」(広辞苑)。
なるほど。ならば「業病」で死を選んじゃダメ。そこで死を選んでもカルマは後に残るだけ。むしろ生き抜くことで解消するのが本当では?
ましてや介錯の美徳など小説の中だけ。現実とゴッチャにされても。
そんなわけで病気や障害、それを苦にして死を選んではいけない。
遺伝子に不具合を持って生まれてきた。そのことにも意味はあるはず。
それが過去世からのカルマを今世で解消するという課題。
だからと自身を失敗作と見做して生きるのを諦めるなどそのカルマはまた来世に持ち越しとなり、同じ苦しみをふたたび味わうことになろう。
ならば今のうちにその課題を済ませておくこそよりよい来世を迎えるためのことではないか。
現に生きている。そのことは本来なら死んでいたはずの身体でも生きられるようにこの世はできていることの証かと。充実した先進の医療技術に保険に年金制度。
ならば生きるために用意されたそれらのものを享受できることに感謝して受け取っていきたい。受け取ることを誰も邪魔されることはないし遠慮する必要もない。
だから最後まで生き抜いてほしい。私も生きるから。
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