考え過ぎ/考えなさ過ぎ問題
ここ数年、PDCAは時代遅れだ、OODAだ、デザイン思考だ、アジャイルだ、ラピッドプロトタイピングだ、などという議論が盛んである。
結論から言えば、どちらが正しい、といった問題ではない。本質は、学習のデータセットにある。
外部環境のデータセットのほうが質が高いのであれば、どんどん行動したほうが質の高い学習が可能となる。また、行動することそのものによって生成されるデータセットが有益なら(ギブソニアンの言うところのactive touch)、やはりそのほうが質の高い学習が可能となる。それに対して、脳内環境の方が優れたデータセットを提供するような条件においては、「とことん考える」方がよい、ということになる。