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幸せ者な私②~大学時代の宝Vol.1~

先日高校時代の私の宝についてお話ししました。
県内にいる私のともだちは、時々今でも先生を交えて会いに来てくれます。

高校2年生を2回した私は、言語聴覚士になるべく栃木県大田原市にある「国際医療福祉大学」へと進学しました。
高校2年生の手術後は私は松葉杖、ロフストランドクラッチ、T字杖(一般的に高齢者が使う杖)と様々な杖を使っており、高校生卒業の頃は、サポーター・装具なしのT字杖をついて生活していました。

そして私は初めての一人暮らしや大学生活に心踊らせながら、大学生スタートしました!!

言語聴覚学科はまるで高校さながら!?

国際医療福祉大学(International University Health and Welfare) 保健学科 言語聴覚療法学科(ST学科)に入学した私は驚きました。
...というのは、ST学科約100名のほとんどが女子学生だったからです。
これはまるで女子校だった高校時代の様。

そして中には高校を卒業し進学した私たちより少しお姉さん学生の姿も
私たちの頃から「社会人入試枠」があるから、中にはそんな経歴の方がいるのも当たり前か...と納得。

今でこそ言語聴覚士(ST:Speech Language Audiology Therapist)を目指す男子学生は増えてきましたが、私が入学した頃はまだ学生の1割弱しか男子学生はいませんでした。

現に今日本にいる言語聴覚士の約8割が女性約2割が男性となっています。

そもそも言語聴覚士って何?

言語聴覚士(ST)は、言語や聴覚、音声、呼吸、認知、発達、摂食・嚥下に関わる障害に対して、リハビリを行うお仕事です。
簡単に言うと肺から上の器官がターゲット。

話すこと(発声すること)と食べ物を口に運び飲み込むことは、切っても切れない関係にあるため摂食や嚥下に対する障害も扱います。

「なんでこんな症状が出たの?」

という事のメカニズムを明らかにし、検査と評価を行います。
そして、必要に応じて訓練や指導、支援などを行う専門職である。

言語聴覚士は、1997年に国家資格となりました。
これは他のセラピスト職の理学療法士、作業療法士から大きく出遅れたスタートです。
なぜかについてはここでは触れません。

そして、国家試験に合格したSTが全国の様々な医療機関の他、保健施設、福祉施設、教育機関などで働きます。
私の親友は在宅の症例を多く見てきたため、患者さんを普段の生活を含めた包括的に支援をしたいという強い信念からフリーランスとして働いています。

同じ方向を目指す友たち

私のような大学の場合は大学を進学した時に、ほぼほぼ自分の未来を決めて来ています。
ですから、前後左右の隣の席の人もSTや他のセラピストになりたくて講義を聞いているため、(一般的な大学がどうか分かりませんが...)出席率も、講義を受ける姿勢も良かったように思えました。

また、未来は医療福祉に携わる学生の集まりだったからか、高校生の時のように私を二度見する人などで嫌な気持ちになることは少なかったです。

そんな中で私がいつも行動を共にしていたのがAとNでした。
AとNとは、大学4年生になり、臨床実習で離ればなれになるまでの間、週末や試験前の勉強会や食事、飲み会、旅行と楽しかったり、苦しかった時間を一緒に過ごしました。

そんなAとNの出会いなどは次に書きたいと思いますが、私たちが卒業してもう15年以上経ちます。
しかし、その間にAもNもふたりとも結婚したり出産をしたり、とお互い違う道を歩んでいますが、AとNとは何年ぶりに電話しても一瞬で大学時代に戻るというか、お互いの変化に驚くことなく自然に会話が始まります。

いるんですね、世の中にはそういうともだちが。                                                                                                     

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