私とフルート Vol.1
フルートとの出会い
私がフルートの音色にであったのは、2016年の7月上旬に当時の管理栄養士だった女性の職員さんが施設で吹いてくれたのがきっかけです。
もちろんそれまでにフルートの音色を聞いたこと(吹奏楽部の演奏とかテレビとか)はたくさんありましたが、こんなにも心が落ち着く音色だと初めて知りました。
音が鳴っちゃった!!
演奏会が終わった後、私は管理栄養士さんの元へ一直線に向かいました。
吹き終わった楽器をお手入れしているのを見て、私はフルートは3つのパーツを組み合わせることを知りました。
試しに、彼女に聞いてみました。
「吹いてみてもいい?」
と。
彼女は「いいよ」と音の鳴らし方を教えてくれて「頭部管」という3つのうち口をつけるパーツを渡してくれました。
彼女は、
「初めてで音が出るかなぁ~?私は最初スカスカいってて音が出なかったんだよね...」
と心配顔。
すると、
「ピー」でも「ポー」でもない優しい音が鳴ってくれました!
心はもう”フルート”モード、でも…
もうもう、私は嬉しくなってしまって心ではもうフルートを始める気持ちが固まっていました。
私は以前病気発症前の記事でスキーにのめり込んだように、
「これだっ!!」
と感じる時にはもう、やる気満々になってしまう性格のようで(笑)。
しかし私が管楽器をやるには大きな壁が待っていました。
そう、私は24時間365日酸素が必要だということです。
また、集団生活ですから音は必ず漏れてしまいます。
ただし、それに関しては園長からの許可があっさりいただけたので良かったぁ~。
でも、
「鼻から酸素吸っていて、口から息が出るなら、酸素の出口を口のところに当てりゃいいっちゅうこんだな!!」
と嫌味なのか励ましなのか分からない事を言われましたが。
とにかく、右の肺の下1/3位が機能していないため、私にフルートができるのか?が大きな問題でした。
しかし私の心は固まっていたため、最初は独学でするつもりでした...。
始めたものの...
後から知ったのですが、フルートという楽器はあの大きなチューバと同じくらいの肺活量を使うんですって。
始めたものの「やっていけるのかなぁ」という心配はついて回りました。
最初は独学でやろうと思いましたが、同時に私の施設まで教えに来てくれるフルートの先生を探していました。
それはフルートを独学でいざ始めてみてその難しさにすぐに気づいたからです。
出会った先生・そしてレッスン
1ヶ月程して、こどもの頃に習っていたピアノの先生のつてでフルートの先生が見つかりました!
こんな田舎にいないだろう...と思っていたので、見つかったときは本当に嬉しかったのを今でも覚えています。
私は4歳から16歳までピアノをやっていて楽譜が読めたので何とかなるという自信がありました。
しかしふたを開けてみると、先生に言われて気づくことが多く、ピアノとは全く違う楽器なのだなと思い知らされました。
これは今でもそうなのですが、一番ショックなのは自分の演奏を録音して聴く時です。
演奏しながら耳で聴いていた音とスマホから聴こえてくる音の違いに大きく落胆したものです。
みなさんも自分の耳で聞こえていた声と、ビデオなどから聞こえてくる声の違いに驚いたことがあるのではないでしょうか?
下に貼るリンクは2018年10月なのでフルートを始めてから2年とちょっと経っているのですが、このザマです。
スティーブン・コリンズ・フォスター作曲の「夢路より」ですが、名曲が台無しです。
2ndで吹いている先生の音の綺麗なこと!!
先生が恥ずかしいとの事で、当時何を写しながら撮ったのか忘れてしまったのですが。
あぁ、リンクを貼り付けた今でもまだ消えてしまいたいくらい下手で...。
甥っ子との競争
私より半年ほど早くに偶然甥っ子がフルートを始めていました。
当時甥っ子は兄の仕事の都合で海外に住んでいて、英語がどんどん上達しているときでした。
最初英語での競争をしようと思いましたが、こどもの吸収は本当に新しいスポンジが水を吸う様で、Childish auntの私の挑戦は儚くも散りました。
そんな時にふってわいた偶然のフルート。
今度こそは負けまいと本当に「おこちゃまumako」は必死になって練習しました。
しかし今のようなザマです。
これは私がフルートを初めて半年のお正月に甥っ子と吹いた久石譲作曲の「海の見える街」です。
この春高校生になった甥っ子は軽音部で今はベースに夢中ですが、フルートも続けたいそうです。
さすがにこの演奏をさらすのは甥っ子がかわいそう(と言ってもやはり上手なのは甥っ子ですが...)なので、なれない手付きで何とか顔を隠し甥っ子の名誉は守りました(笑)。
今演奏の方がいいと思ってくださるといいのですが...(笑)
つたない記事ですが、サポートしていただくと俄然やる気が出ます!!🙂🎶 私の"やる気スイッチ"も入りますので、あなたの心に響いたらぜひよろしくお願いします。