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ミスタードーナツの誤算
先日、どのサイトであったかは失念したのですが、ミスタードーナツの店舗展開に誤算があったという分析をしてました。
このところコンビニでもレベルの高いドーナツが売られるようになり、専門店であるはずのミスタードーナツが苦戦しているというのです。
そのサイトでは、店舗の構造に問題があるとしてました。
つまり、ミスタードーナツはコンビニとは異なり、各店舗でドーナツを製造しているにもかかわらず、顧客にそのことが伝わっていなかったというのです。
クローズな厨房で製造されており、一般客からはその製造の様子を全く見ることができません。
アンケート調査でも、ミスタードーナツが各店舗でその都度作っていることを知らなかった、あるいは興味なかったという回答が多数を占め、管理本部ではショックを隠せないとのこと。
通常、店舗で商品を作っている場合、あえてそのことアピールするために厨房との境をガラス張りの構造にしたり、見せるということに重点を置いた店舗造りをします。
ミスタードーナツは、日本での開業以来50年間に及んでそのことに頓着せず、いってみれば大いなる宝の持ち腐れを続けていたことになるのです。
よく利用する常連客に店舗で作っていることは知らなかったという回答されては、せっかくの自家製も意味をなしません。
これでは、セントラルキッチンから配送されるコンビニとなんら変わらないことになります。
今後は、変更可能な店舗においては「見せる」ことを主眼に置いたリニューアルをしてゆくということですが、やや遅きに失した感も拭えません。
もったいないことですね。