OKR:メルカリのOKR運用事例

メルカリでは、人員の9割をUSに割いています。
全てにおいてUSファーストであるということ。

USに振り切ることで、サービス・機能開発にしても日本版との余計な比較や優先順位付けを無くし、やるべきことを明確にしています。

US版にて成果が出た施策を日本版で採用するなど、その方針は徹底されています。

アメリカの市場で勝てるサービスを。
こういった空気が社内で統一されているのです。

メルカリ流OKRは「大きな目標、シンプルな指標」です。

特にメルカリが重要視するのは、KRを極めてシンプルにわかりやすく設定する、ということです。

たとえば、「US事業をもっと成長させる」という粒度の大きな人に対して、「月間GMV(流通総額)をXにする」と設定する。
その内訳として継続率をAに、出品数をBに、という具合にKRを設定するというのです。

他にも
0...USの問い合わせ数を減らす
KR....出品者からの問い合わせをxx%、購入者からの問い合わせをxx%

といった、シンプルな指標を設定しています。

KRをシンプルにすることでのメリットは2つあります。

1. プロダクトチーム全員が同じ目線で仕事できること。
具体的には、同じ言葉をみんなが発している状態です。
PMとして物事を進めていくときに、チームの目線がバラバラだとその調整だけでかなり時間がかかり、なかなか前進しません。
ですが、いま自社では何を目指しているのか共有ができていれば、非常に会話がスムーズになります。

2. 施策が細かくならないこと。
PMをやっていると、いろんな手を打っているのにいまいち大きく響かないということがあると思います。
ですが目標は大きく、KRがわかりやすく設定されていれば、インパクトの強い打ち手に集中することができるのです。

このようにメルカリ流OKRでは「大きな目標、シンプルな指標」を軸として運用をしているのです。


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