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マリオの映画を観てきました

めちゃくちゃ遅くなったのですが、マリオの映画を観てきました。

私のマリオ歴は、自分でクリアまで(やりこみ含めて)したことがあるのは、スーパーマリオ64(Wii VC)、Newスーパーマリオブラザース(DS)、スーパーマリオギャラクシー(Wii)のみで、他は主に実況で観た程度です。マリオの大ファン!というわけではないのですが、大好きな任天堂の関わっている映画と聞きお布施の意味も込めて観に行きました。始まる前にスクリーンに大きく『Nintendo』って出てそれだけで感動しました(笑)さて、観てみた結果は……

めちゃくちゃ良かった!!!キッズで混むだろうなぁと思って結構観に行くタイミングを失っていたのですが、なんで早く観なかったんだと思うほど面白かったです。今回は具体的にどういうところがよかったかを語ります。

※公開から2か月も経っているので、ネタバレありです。まだ観てなくてネタバレが気になる人はお気をつけ下さい!

随所に感じる任天堂リスペクト

作品中随所に任天堂要素が散りばめられていて、むしろ画面の端まで隈なく探してしまうほど!ルイージの着メロがゲームキューブ起動音だったり、兄弟をいじってくるスパイクがレッキングクルーのキャラだったり、ドンキーコングやレインボーロードなどなど、マリオシリーズだけではなく任天堂関連作品まで登場していました。

もちろん、マリオシリーズリスペクトは一層濃くて、いろんな作品のパワーアップアイテムや、みんなのトラウマ64のウツボ、幼少期のベビーマリオ、オデッセイを彷彿とさせるクッパとピーチの結婚式、やたらサイコパスなギャラクシーのチコもいましたね。

音楽も最高でした!ゲーム音楽のアレンジもたくさん聴けて、すぐに帰ってSpotifyで探してしまいました。『Level Complete』はいろんな作品のメドレーになっていて特にお気に入り。ギャラクシー入ってて嬉しかったなぁ!

次々と元ネタを感じるポイントが出てきて、ずっと思考が忙しく、90分があっという間でした。

普通の人間という設定のマリオ

この映画の冒頭にお客さんをびっくりさせたのは、マリオとルイージがブルックリン在住のリアル配管工だったことだと思います。ルイージ以外の家族もたくさん出てきたし、マリオは確かに運動神経が良くてしっかりしていますが、ゲームほどの超人でもない。本当に私達と同じ地球に暮らす人間でした。

ここで思い出されるのは上映前に流れたと言われる『It's you, MARIO』というCM。私は鑑賞が遅かったのでもう観れなかったのですが、これが泣けると一部で話題になっていました。マリオがいつも「It's me, MARIO!!」マリオとは自分のことさ!とよく喋っていますが、これが『you』だったそうな。

それを踏まえると、リアルで特別な力を持たないマリオが、弟を救うために勇気を出したり努力したりしてどんどん逞しくなって、ありえないくらい強い(非現実的に強い)敵に打ち勝つ、これは貴方だってできるんだよ!と言っているようでした。

ゲームの映像化は賛否両論になり勝ち

これまで様々なゲームが映像化されてきましたか、いずれも多かれ少なかれオリジナル要素を足していることがほとんどでした。それがファンにとってはどちらかというと悪手に感じることが多かったと感じます。原作が好きな人ほどオリジナルとのズレや解釈違いを許さないからです。

今回のマリオも前項の『現実世界の人間である』という点が大きなオリジナル要素でした。最初はびっくりしましたし、これ大丈夫か?とまだ序盤にして不安になりましたが、最後まで観た時考察が苦手な私ですら気付くようなメッセージ性の強さを感じ、だからこれが必要だったんだなぁと納得することができました。

あとは、原作リスペクト具合の大きさもオリジナル要素をカバーする要因だったかもしれませんね。

Illumination✕マリオの組み合わせが良すぎた

ミニオンズやペッツでおなじみのIllumination。私は怪盗グルー(ミニオンの元ネタ)から好きになった制作会社です。きれいでリアルなグラフィック、表情も個性も豊かなキャラクター、おちゃめで憎めない敵、ところどころで笑わせてくれるギャグセンス、有名曲も取り入れながらテンポよく進んでいく展開……これがマリオに違和感なく取り入れられ、お互いの良いところを引き立てあっているように感じました。またこのタッグを観てみたい…!次回作の匂わせもあったし、期待して良いのかな?


マリオに関してはライトな私ですらこんなに楽しむことができたので、マリオファンにはたまらない作品だったのではないでしょうか。

1つ懸念事項としては、これで上手く行ったから他の作品も映像化する可能性が出てくるかも、ということ。ドンキーやカービィのようなキャラクター物は今回のように上手く行きそうなイメージがありますが、ゼルダは………怖いからしなくていいかな!万が一実写なんてことになったらファンとして観るべきか、いやファンだからこそ観るのが怖すぎる……。

今回スケジュール的に吹替しか観れなかったので、配信されたらぜひ字幕版で観たいです。クリス・プラット好きなので!

今後の任天堂の映像化に向けた動きにも注目していきたいですね!!

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