MBTIのメガネをかけて自分と他者を見つめる
子どもの頃、どんなことに夢中になって遊んでいましたか?
どんなとき、自分が最もわくわく生き生きしていたと思いますか?
自分自身をみつめるためのワークショップなどで、このようなことを思い出すワークに取り組んだ方も多いかと思います。
私は、どうだったかというと、、、
・着せ替え人形をつかって、自分の頭のなかで空想のストーリーをつくり、人形たちを動かしてその物語の世界に浸っていた
・今まで通ったことのない道を通ってみようと、いつも一人で探検に出かけた(といっても徒歩や自転車で行ける範囲)
・小3くらいから推理小説にはまり、トリックや犯人を推理することが大好きだった
・クラスでサッカーをする際に、実力が均等になるようにチーム分けを考えるのが好きだった
一方で、これまでの人生のなかで、どうしても人とわかりあえないとか、好きになれないとか、避けられてしまうとか、嫌な思いをさせてしまうとか、そういうことはありませんでしたか?
私は、たとえば、、、
・中学のとき、文化祭で校内を回るときなどに、女子グループ10人以上の団体で行動するのが苦手で、気の合う友人と2人でさっさと先に行ってしまった
・学生時代のアルバイト先で、他の人のできないところばかり目について気になっていた
・職場の昼休みに、女性がみんな会議室でおしゃべりをしながらお弁当を食べていたが、あまりその輪には加わりたくなくて、自分だけ自分のデスクで食べていた
・それまで職場で、静かな環境のなか固定のデスクで仕事をしていたのだが、いきなりフリーアドレスになり、人の話し声がいつも周りに聞こえている状態になってまったく仕事に集中できなくなった
・家族でUSJの脱出ゲームに参加したときに、子どもそっちのけで謎ときに夢中になってしまい、家庭が崩壊しそうになった
その他にも、これまで人との関わりのなかで、自分がよかれと思って意見を主張することでぎくしゃくしたり、自分の発言の意図が伝わらずよくわからないというようなポカンとした表情をされたりすることが幾度となくありました。私はずっと、そういうことが起こるのは、自分が何か人とは異なっていて、何かしらのスキルや配慮が足りないのだと思っていました。
「人それぞれ」といえばそれまでですし、自分がそのことをまったく気になっていないのなら、別にそれで問題ないかもしれません。
でも、うまくいっていないことが気になっているのなら、何かしらうまく行く方向に変わったほうがいいと思っているのも事実です。
そんななか、前回UPしましたが、
MBTIの体験セッションに参加して、そもそも自分の傾向や繰り返してきたパターンに「なるほど!」と納得がいったのです。
自分がなぜ子どもの頃、そういうことに夢中になっていたのか。
人間関係や人に接するときの態度がなぜそうなっていたのか。
MBTIは、人が生まれながらに持っているタイプを見ていきます。
決して、人を枠にはめてステレオタイプで見て行こうというものではありません。自分がどういう「心の利き手」を持って生まれてきて、どういうことをするとエネルギーがチャージされるか(楽しくわくわくするか)、どういう発達をする傾向があるか、どんなことに苦手を感じる傾向があるか、そういったことを理解していきます。
セッションでは、ワークに取り組みながら、MBTIの指標を1つ1つ見ていきます。自分は自然とどちらを指向しているか、自分で確認をするのです。
1つひとつの指標について理解を深めていくと、自分の子どものときの遊びや、人間関係でうまく行かない時のことが、自分のタイプ(心の利き手)から来ていたり、相手とタイプが異なることから来ていると説明がつき、とても腹落ちしました。
言い換えると、生まれ持った指向によって、人はまったく逆の受け取り方をしたり、何を大事にしているかがまったく異なったりするということを理解できたので、まず自分がどこか悪いんじゃないか?おかしいんじゃないか?と自分を責める気持ちがなくなってきました。
さらに、自分のタイプを理解できると、自分にとって大事なことを意識して生活や仕事ができるので、生活の質があがります。どうすると自分が元気になるか、どうやって回復するといいかがわかっているからです。
加えて、これが一番重要なことかもしれませんが、自分を理解して尊重することができるようになると、自分と異なる他者を理解して尊重することも、程度の差はありますが自然にできるようになっていきます。自分にとって大事なことがあるように、相手にとって特別な大事なものがあるということ、そしてそれはもしかしたら自分にとってはたいしたことないものかもしれないが、相手にとってとても大事なことかもしれないということ、そういうことに思い至れるようになります。
また、自分が大事にされていない、踏みにじられたと感じるようなことがあっても、相手にとってはそれはそこまで重要なことではないという場合もあります。このことをしっかり意識できていれば、人との関わりの質が改善されていくだろうという希望や期待につながりました。
今、私はそういう風に自分や他者を見ることを、「MBTIのメガネをかけて見つめる」と呼んでいます。繰り返しになりますが、人を型にはめてステレオタイプで見ようというわけではありません。
その人はどんな指向を持っていて、それがどんな風に現れているのか、そんなまなざしで他者を見るのです。そうすると、その人が大事にしたいと思っていることが想像でき、それが自分の大事にしたいことと相反するようなときであっても、尊重しながら意見を伝えるという選択ができるようになっていきます。
目の前のことに反射的、感情的に反応していては同じパターンをずーっと繰り返すことになります。それで問題がなく、自分が満足をしていれば、繰り返していてもまったく問題ないと思いますが、私は少なくとも、「なんかうまくいかないな」と思うことがしょっちゅうあったわけなので、MBTIというメガネを手に入れられたことは、生きる上で大事な羅針盤を見つけたような感覚がしています。
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③10月21日(土)13:00~18:00 @オンライン
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