探究コース第3期の募集が始まります!
「哲学対話ファシリテーターのための探究コース」は(少しキレの悪い長いネーミングですが)、様々な現場で哲学対話の実践を積んでこられた方々の多様なスタイルに触れながら、哲学対話のエッセンスやコツを学び、参加者それぞれが自身の実践の場につなげられるようにと企画したコースです。
そもそも哲学対話の実践を重ねるなかで、自分自身が「こういう講座があったら受講したい!」と思うものをそのまま形にしました(そのあたりのことはこちら↓に記載しています)。
ここからは企画者というよりも、実際に参加しての感想になるのですが、昨年から1期、2期とそれぞれ4カ月間の学びを重ねるなかで、当初に想定していた以上のものを受け取り、学んでいるなと思っています。大きくは3つあります。
1つ目は、ゲストの方々の視点の高さ、視野の広さ、考えの深さにふれることで、自分の視点や視野が磨かれていくということです。そこまで考えてなかったなとか、進行しながらそこまで見れるんだなとか、自分の足りないところにたくさん気づくことができました。自分の足りなさに気づくのは痛くもあるのですが、一方でこういう風にすればいいのかという可能性が得られることでもあるわけで、それがすごくありがたいなと思いました。
2つ目は、ゲストや参加者の方々は、それぞれみなさん様々な目的をもって哲学対話を実践されているのですが、そういう方々との対話を通して、自分自身は何のために哲学対話をしたいのか、さらに深く考える機会になり、より明確になってきたことです。探究に軸足を置く場合と、関係づくりに軸足を置く場合と、批判的思考力を鍛える場合とでは、優先するものが違ってきたりします。それでもすべてに共通するような欠かせない重要な点があったりもします。そういうことをじっくりと考える機会になっているなと思います。
3つ目は、自分の求めるスタイルが明確になるということです。本当に個性あふれるゲストの方々にお越しいただいているので、みなさんそれぞれに素晴らしい点、マネしたい点があります。そういうゲストそれぞれの良い所を「おいしいとこ取り」した上で、自分はどんなスタイルを目指すのか。そこも明確になってきたように思っています。もちろん独りよがりのスタイルではなく、場の目的とそのときの参加者の様子と、自分のスタイルとの掛け合わせがよりよい相乗効果につながるように、自分の引き出しを増やすことができつつあるのかなと思っています。
ただ、これらのことは、このコースに参加することで受動的に受け取れるものではないのは確かです。
養成コースではなく、探究コースという名称にした思いとも関連していますが、自分が何を深めたいのか、何を上達させたいのか、考え続けることと、自分の現場にしっかり還元していくという意思が必要だなと思います。
その点、このコースはアーカイブを見返すことができたり、実践練習会でトライできる機会があるので、貪欲に吸収していこうという方にとっては得られるものも大きくなるだろうなと思います。
1期、2期をふまえて3期は内容も少しリニューアル。よりよい中身になっていくと思います。
明日、2/24(土)9:00より受付開始です。
説明会の参加申込みや問い合わせなど、たくさんいただいていますので、お席は早めに埋まりそうです。お申込み検討されている方はお早めにお手続きください。