読みかけの物語、聴きかけの物語、書きかけの物語
今日はちょっとした備忘録で、ずーっとうっすらと気になっていたことを整理する。
読みかけの物語
持っている本のなかで、読んだ本の数よりも、読みかけの本とまったく読んでいない本の数の方が多い。持っている本の分野はいろいろだけど、読みかけの本はどちらかというと小説や物語以外の本に限られている。たとえば、ビジネス書、心理療法の本、書くに関する本、哲学や哲学対話に関する本、エッセイなどの読みかけの本は吐きそうになるくらいたくさんある。
一方で、物語や小説の類で読みかけの本というのは、数えてみると今のところ4冊しかない。
『枯木灘』 中上健次
『巡礼の家』 天童荒太
『ウツボカズラの甘い息』 柚月裕子
『さいはての彼女』 原田マハ
ちなみに、つまらなくて途中でやめた小説は読みかけには入れず、これらはあくまでも最後まで読むつもりだったのになぜか途中でやめてしまった本たちだ。
読みかけになってしまう理由は共通している。読んでいる途中に他に読みたい本がで次々に出てきて、優先順位がさがり、Kindleであればどんどん下に埋もれていき、紙の本であればどんどん積まれて他の本の下に隠れてしまうからだ。
せっかく記憶から救出したので、これらの4つの物語、ちゃんと読みたい。
あと、読みかけというか、取り組みが途中になっているものがある。
この本で取り上げられている作家達の作品を読み、その上で、春樹氏の読み解きを楽しんでいこうという試みなのだが、2作品を読んだところでストップして、あと4作品残っている。
安岡章太郎「ガラスの靴」
庄野潤三「静物」
丸谷才一「樹影譚」
長谷川四郎「阿久正の話」
大学の講義を受けるつもりで(実際に春樹氏の海外の大学の講義がベースの本なので)これは続けて読んでいきたい。
聴きかけの物語
以前に比べてAudibleを聴く時間がなくなってしまった。暑くてウォーキングに行かなくなったし、家事をやるときはノリのいい音楽をかけたほうがはかどる。以前はお風呂に入るときにも聴いてたけれど、今は放射線治療の線が消えないようお湯につかっていないから、そもそも音がするものをかけない。でも、途中でとまって続きが気になっているのがこれらの作品。
『本心』平野啓一郎(1/7まで、残り12時間)
『クララとお日さま』カズオ イシグロ(1/4まで、残り10時間)
『ロング・グッドバイ』レイモンド・チャンドラー(2/3くらいまで、残り7時間)
『源氏物語』紫式部、与謝野 晶子 (1/10まで、残り64時間)
『源氏物語』は長いのでちょっともうあきらめて、残りの3つは合わせて29時間。毎日30分ウォーキングしながら聴けば、2か月。ちょっとずつでも聴いていこう。
書きかけの物語
以前、noteに書いたBar Liblaのマスターの話は、続きがあるのに書けていない。
あと自分で作っている「創作フォルダ」のなかに「書きかけの作品フォルダ」があって、そのなかで、4つの書きかけの物語の世界の人たちが眠ってしまっている。なんとか救い出して、動いて、触れあって、生きて欲しいと思っている。
5つの物語。書くぞ。
noteの下書き
番外編として。
以前「下書きの目次」を作ったのだけれど、このなかにもまだまだ書いていないものがいっぱいある。
もちろん、全部書かなくてもいいのだけれど、コメントいただいたものでまだ書いていないものについては書きたい。
〇先延ばし、あちこち手を出すこと、を正当化する当事者研究
〇定番料理ってなんだよ
〇「違和感」とか「もやもや」という言葉でなるべく覆わないでいたい
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一日のなかに、読む時間、聴く時間、書く時間を組み込むといいのだろうなあと思いつつ、今はそれ以外のあれこれでしかかり中が多いので、少し後回しになるかもしれない。今日のようなリストを作って安心しちゃうタイプなので、ちゃんと見返すようにしたい。
「え、全部忘れちゃえば?やめちゃえば?」と思う方もおられるかもしれないが、なんとなくうっすら気になっていた状態だったので、ひとまずこうしてリストアップしたことで、やめる/やるという判断もしやすくなるのかなあと思っている次第です。