詩小説 『私の青写真』 #シロクマ文芸部
青写真。
それは私にとって永遠の青春で
幻のサファイアのようなもの。
夢を見つけ追いかけていた時期にも
夢に向かって邁進してもうまくいかなくて
心が折れそうになっていた時期にも
何度も何度も私は救われてきた。
たった一度しか会いに行けなかったけど
たった一度でも会いに行けて良かった。
本当に存在してるんだって
それだけで涙止まらなくなったよ。
また会えるのかはもうわからない。
自分がこの先、どこに行くのかも
どんな風に生きていくのかすらも
私自身でも、もうわからない。
もしかしたら私はまた
籠の中の鳥に戻ってしまうかもしれない。
でも大切な人を守るために
私は大切なものを手放すことにした。
そのぐらいしないと
自分の決心が揺らいでしまいそうだから。
きっとどの選択をしても
私は後悔をすると思う。
それが自分の意思ではなく
抗いようのないものだったら
余計に、ね。
でもどの選択が一番後悔しないのかを
考えるのも大事だけど
たとえ後悔したとしても
ほんのちょっぴりでも
これで良かったんだ! って思えたら
それでいっか!って
気持ちを切り替えることにした。
だから私はどんなつらい経験も
無駄だったとは思っていないよ。
たとえ誰かに
傷つけられるようなことが
あったとしても。
もちろんたまにはへこむ。
未だにフラッシュバックに
襲われるようなことも抱えている。
それでもいつまでも恨んだり
根に持ったりする時間があるなら
私はその分、1mmでもいいから
歩けなくってもどんな手段を使ってでも
前に進みたい。
たまに後退したり
くじけそうになったりしても
自分なりの歩幅で進もうって
今は思っているよ。
時々ぐ~たらして
エネルギーチャージすることも
あるけどね。
何よりも私は自分の身を投げ打ってでも
同じような思いをする人を
ひとりでも減らしたい。
完全に救うことは難しくても
少しでも苦しみを和らげられるように
私はなりたいんだ。
日常的なことでさえできなくなること
奪われていくことの方が今は多いけど
そのおかげで出逢えた人も
気づけたこともたくさんあるから。
それはどんなにつらい時にでも
元気と勇気を届けてくれた
私にとってのスーパーヒーローの
おかげかも、なあんてね。
ここにいられる
タイムリミットもあとわずか。
悔しくても今の私には
そうするしかないって思ってたけど
そうじゃない。
大切な人が傷つけられるくらいなら
私が盾になって守ってやるんだ! って
自分の意思で決めたんだ。
それが今の私にできる
唯一の親孝行だから。
身体的には役に立てなくても
せめて精神面だけでも支えたい。
そのためには私自身が
もっともっと強くならないとね。
私の涙はまだしょっぱいままだけど
いつか幸せを言い合えるように
私は私にできることを顔晴るよ。
だって私の青写真は
これから先もまだまだ
描かれ続けるはずだから。
この一週間は本当にいろいろあって家族の前でも極力感情を爆発しないようにしているのに取り乱してしまったり……でも、自分で決めた道なら、きっと悩み、迷い、苦しんでも納得できる!……気がする。(まず転院先が決まらないことにゃ、何にもできんのやけどね💦)
比重的には負担をかけることの方が多いだろうから、私なりに生きるための武器や知識をもっと揃えようとも思っていて。そのためには、どうしても手放さないといけないものもたくさんあるけれど、私は守られるより守る側じゃなきゃ生きられない……というか自分のために命を燃やせない。だから、守る側になろう! と決めたら、意外とすんなり覚悟が決まったっていう、謎の負けん気✊🔥
サファイアの石言葉には“平和を祈り、一途な想いを貫く”という意味が込められているそうで。青写真だから思い浮かんだのかもしれないけれど、私もブルーのサファイアみたいになりたいな🥺🥺
両親を見送ったら、青い鳥にでもなって、自由に飛び回って幸せ運ぶぜ💕⌒(ё)⌒💕
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