私のポンコツ空耳アワー集(仮)
人間誰しも、聞き間違いをした経験はあるかと思う。
ただ私の聞き間違いはちょっと度を越してる気がするんだよな……
ってなわけで、私のポンコツ過ぎる聞き間違いを、いくつかご紹介していくよ~♪
(引き返すなら今だよ!)
それは、私が10歳くらいの時のこと。
再放送で『水戸黄門』のドラマを見た私。
ストーリーに関しては全く記憶にないのに
「これが目に入らぬか!」
という名シーンが妙にかっこよくて……
早速、家族の前で
「このインモウが目に入らぬか!」
と真似したら大笑いされた……
笑われた理由が当時の私には全く分からず
「いんろうや! 印籠!」
と突っ込まれ、意味を聞いても、父も母も兄も笑い転げたまま教えてくれず……
仕方なく自分で辞書を引いて意味を知り、めちゃくちゃ恥ずかしくなった……しかも、黄門様までなんか違う意味に思えてきて失礼極まりない🙇🙇
とりあえず家族以外の前で披露しなくて良かったな、と今となってはつくづく思う。
あのまま外で披露した日にゃ、猫もびっくり露出狂疑惑で逮捕まっしぐらやで、わたしゃ……
▽
それから7、8年ほどの時が経ち……
私は華(?)の女子高生に成長した。
それでも変わらず耳はポンコツで
「で、一組ではさ~」
という何気ないやりとりに
「え? いチクビって何?」
と聞き返しては笑われていた。
ボケたつもりではなく、てっきり新しいチ◯ビの数え方が誕生したのかと思って……
(使い道が謎すぎんか?)
私の聞き間違いは人会話のみならず
とある曲の「仕草」の歌詞を「乳房」
とある曲の「星降る夜」の歌詞を「腰振る夜」
などと絶妙に変態解釈しながら聴いていた。(それがまた特に違和感がないのよ……)
だいたい「えらい攻めた歌詞やな!」と思って調べてみると、自分の変態さに気づくパターン……あまりにひどすぎて身近な人には打ち明けられないレベル。(それをここで話すのもいかがなものか……)
一応、純情な乙女だったはずなんだけどなあ、どうしてこうなった……(知らぬが花なこともある。)
▽
それから、さらに5年ほど月日は流れ……友達とショッピングモールに行った私。
その時、館内に
「先ほど、勝負パンツをお買い上げのお客様~! お品物をお忘れなので、お心当たりがある方は◯◯までお越しくださいませ~!」
といったアナウンスが流れた。
それを聞いた私が
「なんで勝負パンツって、わかったんかな? 買い物しながら、『これ、勝負パンツなんです!』って店員さんと話してたんかな?」
と素朴な疑問を口にしたところ
「たぶんそれショートパンツやと思う……」
と冷静に返された。
まあ、その頃にはね! もう自分の耳がポンコツ変態な自覚はあったから、特に恥ずかしさも感じなかったけどね!(おい! 捨てるなよ、羞恥心!)どうしてこうも毎度毎度、変態風味に聞き間違えるのか、我ながら頭を抱えた。
でもよくよく考えると、幼少期から伝言ゲームが下手くそだった記憶はある。
だからといって聴力だけは問題なく(鼻風邪を引いて一時期、本当に聴こえづらくなったことがあり、本格的に検査してもらったこともあるけど正常だった。)きっと私の耳には特殊なフィルターがついてるんだと思う。
それでも呆れず(?)突っ込んでくれる友人や家族には感謝しかない。
これが私の嘘・偽りのないポンコツ変態空耳アワー集(仮)なのであった。(仮なのはまた思い出したら追加しよっかな~とほんのり企んでいるからである。)
ちゃんとボケたらこんな感じだよ!
(もっと鍛練せねば!)
そういえば、目覚めた瞬間
「ボスニアヘルツェゴビナ!」
と叫んだこともあるけど、あれは一体なんだったんだろうか……その国の場所も知らないのに……我ながらちょっと怖い……
《つづく?》