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【療育】自閉症の画家が世界に羽ばたくまで

本書との出会いは新聞広告で気になっていたので写メして保存していた。次は何を読もうかと本を選んでいた時、見覚えのある表紙が目に止まった。

なぜ気になったかと言うと、表紙のインパクトだ。「世界に羽ばたく」・「11歳で死別」・「感動の物語」に惹かれて一気に読んだ。

読み終えた今、いろいろな感情が湧いた。療育に正解や不正解はないと思った。育児経験者であれば共感することが多くあった。

冷たくしなければならない。最愛の息子を抱きしめたくなる気持ちを抑えて、突き放さなければいけない 甘やかさない療育は、母親の執念のようなものを感じた。
 
嘉成くん家族は愛媛県在住である。私も同じ。子供が小さい頃に、とべ動物園を訪れたことがある。嘉成くんはなぜ動物を描きたいと思ったのだろう。動物たちと心を通わせ会話ができるようだ。嘉成くんの観察力には驚かされた。動物が、今にも動き出しそうな迫力がある。

嘉成くんの絵は色彩が豊かで、のびのびと動物を描いているのが伝わってくる。 

両親から沢山の愛情を受けたこともうかがえる。

嘉成くんは両親の願っていた「だれからも好かれる子」に成長した。
母・有希子さんは天国から喜び、嘉成くんをずっと見守っていることだろう。

*****2022年12月12日*****
映画「新居浜ひかり物語 青いライオン」岡山で製作発表会 2023年秋の完成を目指している。

 

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