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【映画】こんな夜更けにバナナかよ

以前、新聞記事「もっと知りたい日本映画」欄で紹介されていたのが「こんな夜更けにバナナかよ」だった。昔、タイトルは聞いたことがあった。紹介文を読んで、見てみたいと思った。
 
タイトルから全く話の内容が想像できなかった。実話に基づいているノンフィクション。映画を見終えた今、なるほど、このタイトルがピッタリだと思った。

大泉洋が演じる(鹿野さん)は演技が絶妙で上手いなあと思った。役柄ではあるが、筋ジストロフィーの特徴が出ていたと思う。明るい障害者という感じを受けた。

だが、筋ジストロフィーとは身体の筋肉が壊れやすく再生されにくいという症状をもつ。指定難病となっている。明るさの裏に日々を病と闘って生きるのは、鹿野さんの生き方。

その反対に三浦春馬演じる(田中)は実家が病院。医師を目指す医学生だが、医師になることを諦めていた。ある日、鹿野さんと距離をとろうとする田中に対して「何を大切にしているのか?何が大事なのか?」と問う場面は一番感動した。

その問いは私自身にも響いてきた。私は、夢や家族が大切だ。夢に向かって行動を積み重ねることが大切だと思った。田中と鹿野さんとの関係は愛情でつなっがていると感じた。
 
鹿野さんが倒れ、のどの吸引を避けられなくなった。田中は医師に「言葉が生きる為の武器。奪わないで」と力説した。この場面は心に刺さった。田中の愛情が溢れていると思った。
 
鹿野さんの夢は「英検2級の取得」と「アメリカへの旅行」だった。夢が残念ながら叶わなかったが、それに向かって努力した姿勢、夢を持ち続けることの大切さを思った。
 
夢を持つことは健常者も障がい者もない。鹿野さんの生き方に共感する人達がボランティアしたのだろう。鹿野さんは幸せな生き方をした人だと思った。自分も夢に向かって行動のできる幸せな人生を送りたいと思った。

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