「相棒関係」っていいですよね
こんばんは。おはなです。
最近友だちと今話題の「ONE PIECE FILM RED」を見に行ったのですが、
そこで一番感じたのが「船員同士の信頼関係っていいね!!!」というものでした。もちろん音楽とか作画とかストーリーとかもろもろ好みな作品でしたが、今回の映画に限らずワンピースのキャラクターは、お互いへの信頼が厚くて好きだなぁと、にわかながらに思ったわけです。
信頼関係といえば、主従だったり師弟だったり、作品によっては宿敵にも芽生えます。そんな中でも特に相棒という関係が圧倒的信度が高い感じがあって好きです。
「世界を敵に回したとしてもお前だけは俺を信じてくれる」というのが個人的相棒解釈です(重いですかね?)。
というわけで、今回は好きな相棒トップ3をこの場を借りてまとめさせていただきます(あくまでも友情です。それ以上の解釈は個々人に委ねます)。
完全に自己満足ですが、もしもおすすめ相棒関係が出てくる小説や漫画作品があればコメント欄で布教を何卒よろしくお願いいたします。
①ジェームズ・ポッターとシリウス・ブラック
J・K・ローリングさんによって著されたファンタジー小説「ハリー・ポッターシリーズ」のハリーのお父さんと、その親友です。
自分自身の一番好きなキャラクターがシリウスのため、どうしてもこの二人が一番にあがります。
どうしてもスネイプ先生人気が鬼強な作品のため、ジェームズに対して良く思わない方も一定数いらっしゃると思います。
でも、彼は闇の魔術を心底毛嫌いする圧倒的光属性でもあるんです(そのせいでスネイプをいじめてしまうので何とも言えませんが)。
人狼であるルーピン先生が友人たちに嫌われないためにもその真相をひた隠しにしていましたが、正体を知った後にも彼と共に過ごせるように動物もどきを学び、常にそばにいられるようにした友情熱い男でもあるんです。
そんな光に導かれた男こそがシリウスです。純潔であることを誇りに思っているブラック家を嫌い、抵抗し続けた彼は無事グリフィンドールに組み分けされたことこそが希望だったと思われます。
そしてそこで無二の親友となったのがジェームズです。
学生の間もシリウスは家族のもとにはいかず、ジェームズとそのご両親の家に転がり込んでいます。純潔とか血縁とか一切気にしない家族との暮らしは、彼にとってかけがえのないものであったことが想像できます。
ジェームズとリリーの結婚式には花婿付添人として出席したり、ハリーの後見人の立場になったりと、ポッター家への貢献度も彼すごいんです。
いたずらっ子だった学生時代から「ジェームズと言えばシリウス」と言える関係性になっていたんだと思います。
それは敵陣営にも予想がつくだろうということで、裏をかいたことによって悲劇の幕開けとなってしまったのですが………
でもその悲劇があってこそのシリウスとハリーの疑似親子も良いのでおすすめです。
②シャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソン
私から語ることは何もないのではないかと思えるかの有名な名探偵ホームズとその友人ワトソン先生です。
アーサー・コナン・ドイルの小説の登場人物で、作品はワトソンが語りとなって描かれます。
つまり、私たちが知るホームズという人間性は、ワトソンの視点を通して見て理解しているというわけです。そしてこんなにもホームズかっこいい、彼にかかれば謎は解決するという安心感がうまれるのは、記しているワトソンが思っているからなんです。
テキスト分析などでは「信頼できない語り手」がテーマとしてあげられますが、私にとってホームズシリーズは圧倒的信頼できる語り手にあたります(異論は認めます)。
なんてたって世界にシャーロキアンは山ほどいますが、世界で一番のホームズのファンはワトソンなので!!!!!
そしてこの二人の相棒関係で忘れてはいけないのが、ホームズからのワトソンへの信頼です。ホームズにとってワトソンは唯一の友だちだと本人が言っているのですが、性格的に友人は少ないだろうなということは伺えます。
今までは事件が起こっても一人で解決して終わっていたところに、一緒に現地まで赴いてくれて、解説を求めた上で「すごい!」と言い、なんやかんや世話を焼いてくれるお人好しな友人が傍にいたら、そんなの信頼を寄せてしまうのは間違いないです。
ワトソンが良い人すぎるんです。誰だって絆されます。
あと個人的な解釈ですが、ホームズは自分が信頼をおいていない人物に自分の自伝を書かせることはまずないと思います。気難し屋さんなので。
③ルパン三世と次元大介
最後はモンキー・パンチ先生による「ルパン三世シリーズ」の二人です。
石川五右ェ門を入れたルパントリオももちろん大好きですが、相棒となるとこの二人になります。
それはルパン三世1stシリーズ第4話『脱獄のチャンスは一度』、2ndシリーズ第26話『バラとピストル』、PART5第23話『その時、古くからの相棒が言った』から伺えます。
『脱獄のチャンスは一度』
銭形警部にとうとう捕まったルパン。監獄へと収監された後、一年後に死刑となることが決まる。きっとルパンなら簡単に脱獄するだろうと見守る次元だが、そうこうする内に一年が経過。遂に死刑執行の日がきてしまう・・・
というあらすじなのですが、次元はずっとずーっとルパンのことを待ち続けているんです。1stは他シリーズよりも対等というよりルパンの方が上手の立場にいるイメージがあります。そんな中まるで飼い主を待ち続ける犬かのように、ルパンを見守っているんです。
この時点ではまだ五右エ門は登場していないのでより二人の信頼に注目してしまうのです。
『バラとピストル』
女運がないことに定評のある次元ですが、それもそんな作品の1つです。
変装の名人である女性マイヤーの手によって、ルパンと次元はお互いをマイヤーだと思い込み戦う羽目になります。
そこでお互いを撃ち合う形になるのですが、そんな中一枚のコインを交互に撃ち合う場面があります。それを繰り返すことでお互いに「こんな芸当マイヤーにはできない」と理解し、相手が本物であることがわかるのですが、下手な言葉などは発さずに、その技量で見極めるところが大好きです。
なおかつ、銃の腕前は他者の追随を許さない次元が出来るのはもちろんとして、同じことをルパンもやってのけるところにも惚れました。
ルパンはどうしても盗みという点に評価が偏りますが、銃持たせてもすごいんです。そしてそれを次元も理解しているからこその話・・・好きです。
『その時、古くからの相棒が言った』
まだまだ二人の相棒エピソードは山ほどあるのですが、必ずぬかすことが出来ないのがこちらです。私的大好きなエピソードタイトル。
相棒ですでに入っていますね。そういうことなんです。
窮地に追い込まれて大けがしたルパンと、迷いの出てしまった五右エ門。
おいおい、アイツはいつ助けに来るんだよと視聴者が思っていたのを見透かしかのようにグッドタイミングで次元が現れる回です。
時代が変わり、泥棒も変わる。結構メタ的な思い切ったセリフが連続で次元の口から出てきます。ぜひクリカンとコバキヨさんの声で観ていただきたい。山田さんの声も大塚さんの声も大大大好きですが、このシーンは栗田さんと小林さんだからこその重みを感じる言葉です。
たった3話だけでしたが二人の信頼関係を少しでも感じ取っていただけたら嬉しいです。
以上個人的トップ3相棒関係でした。
書いていてすごく楽しかったので、この流れで主従や宿敵トップ3も話したくなりますね。誰得って感じですが。
ここまでもしも読んでくださった方がもしももしもいらっしゃったら、ぜひあなた様の好きな作品や関係性の布教をお願いいたします。