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クロールからバタフライの基礎を作る3つのポイント

それぞれの運動には特性がありますが、中でもカラダの動かし方は「構造的特性」と言います。今回はクロールとバタフライの構造的特性を整理しながら、クロールからバラフライの基礎を作る流れをご紹介していきます。


クロールの構造的特性

・左右非対称
・ローリングあり
・バタフライよりは速いテンポで連続性あり
・ストロークの後半にアクセント

バタフライの構造的特性

・左右対称
・ローリングなし
・クロールよりは遅いテンポで瞬発的
・ストロークの前半〜中盤にアクセント

バタフライの基礎を作るハイブリッドクロール

バタフライの構造的特性を一部組み合わせたハイブリッドクロールを以下の3点に注意して泳ぎます。

①肘を伸ばしたストレートアーム
バタフライはリカバリーで肘を伸ばすので、クロールも同様に伸ばして泳ぎます。三角筋や僧帽筋のストレスは増えますがバタフライにはこの耐性が必要です。

②ローリングなしの低いリカバリー
①と同じ目的です。ローリングがないことでより瞬発的な動作が必要とされます。

ローリングが大きいとフィニッシュで水を内方向に飛ばしてしまいやすい



③上から見た90度キャッチアップ
クロールの左右の腕のタイミングのとり方には、オーポジションやスパーポジションがありますがキャッチアップにすることでストローク動作の前半にアクセントを置きやすくなります。フィニッシュで水が少し外方向に飛ぶイメージで泳いでみましょう。

左右の腕の位置に集中したいので、キックは水中で弱めが◎

実際にバタフライで気をつける点

クロールはローリングを利用して多くの水を長い時間かくことが容易ですが、バタフライは絶対的なパワーを持ってないとタイミングがズレてフォームが乱れてしまいやすいです。パワーに自信がない場合は「浅めをかく」「早めに外へ抜く」などしてテンポを一定に保つことをおすすめします。

肘を積極的に曲げてカラダの近くを
最後までかききると水を内方向に飛ばしやすく、
その後のリカバリー動作への大きな負担となる

いきなり完璧なバタフライを目指すのではなく「25m同じテンポでフォームが安定できる範囲で」と目標を立てるとよいです。目標に対してコントロールできている時間を増やせるようにステップアップしていきましょう。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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