筋トレとスイムトレのバランス①
四国高知で水泳の個人指導ならFLOW STYLE の藤澤佳伸です。
本日もnoteにアクセスいただきありがとうございます。
本日のテーマは「筋トレとスイムトレのバランス」について。私自身のここ数ヶ月の体験も交えながら考察を進めていきたいと思います。
大前提として「体力と時間は有限である」ということを認識しておかなくてはなりません。何かを始めるときには「現状に余裕がある」という条件が整っていなければ後々トラブルが起こりやすいです。筋トレの導入も同様で、条件が整っていない場合は無理に行う必要はないと思います。
例えば、私はこの夏6〜9月は筋肉量を増やすことを目的に、高重量の80〜90%でしっかりと筋肉を追い込むトレーニングを行いました。確かに筋肉量も増えたのですが、疲労の蓄積が長引いて、泳いでも良い感触を得られませんでした。10月からは30〜50%ぐらいの強度にセーブして、高スピード高回数で行っています。筋肉の疲労はほとんどなく、スイムトレーニングの調子も良いです。
では「はじめから低強度✕高回数でやればいいじゃん?」と言いたくなりますが、高スピードで行う現状の方法は筋肉が最も伸長したときに高いストレスがかかるので、ある程度の筋肉量・筋力がないと危険なのです。プライオメトリクストレーニングなどが代表的です。
来年のレース復帰を予定している私にとって、この夏スイムトレーニングの調子が上がらないことは許容範囲です。飛び込み・水中動作・浮き上がりでタイム短縮を狙う上で筋肉量増加による体組成の改善は必須と捉えているので、高強度の筋トレを優先しました。そのまま筋肉量を増やし続けるのも一つの方法ですが、もともと靭帯がゆるい足首周辺に違和感を感じ始めたので体重70キロを目安としフェーズの移行をしました。
このように個々の「生活環境」「レースまでの期間」「身体的特徴」から最適な方法が決まります。いずれのトレーニングおいても言えることなのですが「コントロールできる範囲内でやる」ことが重要です。それは時として「休むこと」を含み「できるけどあえてやらない」という決断も必要とされるかもしません。
次回の「筋トレとスイムトレのバランス②」は、「個々の身体的特徴」について。スイマーは特に先天的に靭帯がゆるく、関節がハイパーに動いてしまう人が多い印象です。どういった点に気をつけて筋トレをする必要があるのかお話してみたいと思います。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。