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体調改善は腸内細菌から、と思うようになったきっかけ

就寝前、猛烈な胃腸の痛みと吐き気に襲われトイレに駆け込む。
苦しくて寒気もして「なにこれ?何か変なもの食べたっけ?」とトイレに顔を突っ込み自問自答するものの、吐いたあとはすっきりし、その後の睡眠にも支障なく、翌朝はいつもと同じスタートが切れるのであっけらかんの私は、夜中あれだけ苦しんだことを忘れてしまい、このことで病院には行こうとは思わなかった。こんなことが30代に入った頃から年に1~2度あり、40代になり5~6回に増えたことで急に心配になってきた。
環境も変わり、もし私に何かあったら・・・と、子供のこともよぎり思い切って胃カメラと大腸検査をした。

結果は、「すべて異常なし」

何も原因がなくて良かったものの、この吐き気を回避するための何か手がかりになりそうなものが何も得られなかったのは残念に思った。

自分でも思い起こして、あの日の食事かな・・・体調かな・・・と考えてみるけれど、どれも当てはまるようなどれにも当てはまらないようなはっきりとした答えが出てこない。
食事面を振り返ってみても、揚げ物やお肉(特に牛肉)は、嫌いではないけれど、どちらかというと好きではない。でも、私以外の家族がそれらの食事が大好きなので、まったく食べていないわけでもない。一人暮らしの時よりは増えているとは思うが、いわゆる胃腸に負担のかかりそうな食事ばかりに偏ってはいない!と断言できる。体調面では、30歳になって子供を授かり、家事と育児に追われる日々がスタートした。寝不足の日が続いたり、生理周期に伴いホルモンのせいで寝ても寝てもすっきりしなかったり、ストレスを感じやすくてちょっとしたことでイライラしてしまったりと、毎日同じ状態ではないし、そんな自分の体調に構っていられず無理をし、体調崩すことも大なり小なりあるが、吐いてしまう日がいつもと明らかに違ったとは考えにくいし、すごく体調悪いと自覚がある時に必ず吐き気が襲ってくるわけではない。

結局自分では何が原因かはわからない。

原因を突き止めたくなり、頭の中で「なんで?」がループし始め、暇さえあればネットで似たような悩みをもっている人がいないか等調べるが、これっていうのが見つからない。
そんな中、Kimamaclub というサイトで腸内細菌検査というものを知る。
検便でその人の腸内にいる菌がわかり、がんになる可能性やアトピー体質改善に役立ったり、日々の食事が自分に合ってるかどうかもわかる、らしい。
すごく興味深いと思い、腸内検査を申し込もうとしたら、菌検査員養成講座の文字が目に映った。
どうやら菌の勉強ができるらしい。
以前読んだ本で腸は免疫にとても大切な器官だということを学んでいたので、この学びは私だけでなく家族のために役立つかもしれないと受講してみたいと思った。
長女がアトピー体質で、生まれたときから全身の肌がガサガサ。起きているときだけでなく眠っていても体を搔き壊していた。なんとかならないかなと、血液検査をして食物アレルギーの原因を突き止めたり、医師の診断通りにステロイドで状態をよくしたりはしたけれど、根本治療にはなってない気がしていたし、ステロイドにはもう頼りたくない、対処療法は卒業したい・・・その思いもあり、娘のためにも勉強してみたくなった。
講座を申し込むと菌検査1回分がついてきて270000円。
専業主婦にはかなりの高額出費だったけど、思い切って申し込んだ。


これが、私が腸内細菌検査員になったキッカケでした。

受講せず腸内細菌を調べるだけでも良かったのですが、以前から健康志向の私はその辺りの知識に貪欲だったこともあり、娘のこともあり、受講することを選択しました。
想像以上の学びがあり受講して本当に良かったと思っています。
腸内細菌は、育った環境、母親から受け継いだ菌、食事、ストレスなど生まれながらに全員違うし、良くも悪くも変化していくし、存在する菌でその人の健康状態だけでなく、性格もわかる等々いろんなことが分かりました。
そして、体内にいる菌に感謝するようになりました。
授業の内容は毎回本当に面白かったです。
講座はオンライン講座を録画したものだったので、興味がある内容は何回も何回も繰り返し聞きました。イヤホンをして家事をしながら聞いたり、ダウンロードして運転中に聞いたり、本当に便利な世の中になったなと有り難く、楽しく受講しました。先生の面白くて興味深い話や同じ受講生の方の話に時には涙腺崩壊することもありました。そんなこんなであっという間に講座を終え、菌検査解説員となりました。
そして、肝心要の私の腸内細菌検査結果で、なんと分かったんです。
私の長年の悩みだった原因が!
菌だったんです。
私は、この悩みの原因となりうる菌がいること、他の菌の特性などもまとめて今後の生活を改善していくことにしました。
改善を始めて数か月、今のところ吐くということはゼロ。
もう吐くことはないんじゃないかなという自信さえあります。
大病には至ってなかった私の悩みですが、原因がわからないと不安ばかりがつのっていました。原因が分かり、自分が得た知識で思うことは、日々の食事やライフスタイルがいかに大切であるかということ。誤った情報に惑わされることなく自分に合ったものを選択できるようになることはとても大切だと思います。今回、学んだことで誰かの役にたてるように腸内細菌検査員として活動していこうと今準備をしています。


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