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櫻坂46が「戻らない時間」を歌う理由がわかった【アニバライブ】

連続して坂道グループの話。

 アニバライブ現地参戦しました。良かった〜!! 
寒空の下という事を忘れさせてくれるアツいライブでした。カワイイ、ダンス凄いみたいな一歩目の感想と同時に、今の櫻坂が持つ凄いギラギラが伝わってきました。下手したら「乃木坂まくったるぞ」とか「欅坂超えるぞ」ぐらいの熱量。そんなライブ中に思ったこと。

 櫻坂は一貫して「時間の不可逆性」について歌い続けている。ここまで近いテーマで連続することが不思議でもあった。

Always  時間って奴は 自分勝手に過ぎてくもの

I want tomorrow to come

過去に戻れやしないと知っている
夢を見るなら 先の未来がいい

何歳の頃に戻りたいのか?

 秋元康さんは度々「無色透明に色はつけられない」と話す。要は「0→1はメンバーやファンの役割」「1→100が自分の役割」ということですね。歌詞も同様。秋元さんから見て櫻坂にそう思わせる何かがあるのかなとそれ以上は特に考えていなかった。けど今日のライブ、ステージで踊るメンバーを見ながら(あぁそうか。)と納得した。

 『そういえば欅坂って1年弱うまく活動できなかったんだよな』と。(しかもその間にコロナ禍もあった。)
曲に関しては1年半。

ライブ 
2019年8月16日 - 9月19日
欅坂46 夏の全国アリーナツアー2019

2020年7月16日
KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!

曲 
2019年2月27日
黒い羊

2020年8月21日
誰がその鐘を鳴らすのか?

 まぁその間に幻の9thはありましたし、けやかけは毎週やってたけども。
 現在、櫻坂の中心を担う2期生。そのおもてなし会が19年4月末。ということで、ファン視点で見ると2期生が初めて曲に関わるまでに1年4ヶ月を要した事になる。振り返ってみても大変な事だったよなと思う。
 憧れだったグループに入るという大きな決断をした直後に訪れたグループの危機、停滞、リスタート。
アイドルという職業における1年の重さを考えると凄まじい。そして重なるようなコロナ禍。
 その中での焦りや不安は測りかねない。新2期なら尚更かも。

(補足: I see…が20年3月,日向坂4thが20年2月)

 櫻坂が繰り返し繰り返し「時間がないぞ、今動き出せ!」と歌うのは表にめちゃくちゃ出てきてる訳ではないけど、秋元さんから櫻坂メンバーを見た時に、それらから来るエネルギーの発散を感じとったのだな。なんて考えた。

人生の電源切られるように 僕だけ退場ってこと?

BAN  

 ライブを振り返った時、心に残ったのは「最終の地下鉄に乗って」。この曲の主人公はかなりヤケになっていて、虚無感を抱えていて、それでもほんの少し希望を持っている。メンバーの活躍を見て「俺は何をやってるんだ、あんなに頑張ってる同世代がいるのに」と思う時もある。そんな自分を重ねただけかも知れないけれど。ある種自分にとっての救いや祈りだったのかも。

もう一度だけ やり直そうなんて思うなら
今しかない 後にはない

Start over!

 終盤にあった松田キャプテンのMC“一つ一つがかけがえのない瞬間だと思ってる“という言葉が全てだったと思います。欅坂末期のあの時、自分は妹が見てるからぐらいの熱量で「けやかけ」見てたけど、そんな自分でも松田さんの頑張りに胸を打たれた事を思い出しました。  

 まだ自分に残ってるものを確認して、「まだ暗闇が来るまでには間に合うだろう」と、そういう思いを櫻坂からもらえたライブでした。


他に良かった曲たち

・縁起担ぎ
 2人の歌唱力が球場に映えた。「苦しみましょう」という歌詞の温度が好き。
・TOKYO SNOW
 振り付け見れて良かった💃。シングルカットしても良いレベル。
・マンホールの蓋の上〜もう一曲欲しいのかい?
 もはやUltra JAPAN。音ゲーしてるのかと思った
・イザベルについて〜コンビナート
 カップリングでいい流れを作れるのも良き。

あと帰りエグかった♫

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クレール
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