エンジニアの上手な質問のコツ
コーディング専門制作会社FLATのサトウです。
今週の気付き#006は「エンジニアの上手な質問の仕方」
についてシェアします。
エンジニアは仕様確認や実装方法など、技術について質問する機会が多くあります。質問する側がしっかり説明できると、答える側の回答ハードルが下がります。 上手な質問のために、自分が心がけていることをご紹介します。
1.適切なツールで連絡する
Slackなどのメッセージツールは気軽に連絡できて便利なツールです。
欠点はログが流れて後から参照しづらいことです。
確認や伝達などチャットで流れてもよい質問はメッセージで連絡し、
緊急度の高くない日にちをまたぐ質問は、Asanaなどのタスク管理ツールで連絡しています。
ちょっとした確認など、単純な質問はメッセージで連絡すると相手も一言返すだけで済んで適切な場合もあります。
状況に合わせて連絡ツールを選択するよう心がけています。
2.適切な進行タイミングと締切時間を設定する
いきなり「いま時間大丈夫ですか」と話しかけると、
相手は作業中でも手を止めて聞く必要があります。
エンジニアは時間を計画して仕事を進めています。
もしかしたら提出時間が迫った仕事を進行中かもしれません。
質問する側に悪気はなくても、直接話しかけることで優先度や重要度が高い仕事が後回しになってしまうことが起こってしまいます。
「空いている時間に◯◯の件で質問したいです」
「◯◯について◯日までに確認お願いします」
こんなふうに一言添えると相手側がタイミングを選択できます。
質問内容が緊急度の高い場合は、その旨を伝えて話しかけるなど、
相手が臨機応変に対応できるように心がけています。
3.具体的に要約したテキストで伝える
受け取る側はこちらの質問について前提知識がありません。
テキストで具体的に要約して伝えるようにしています。
主語や行うことが抜けてしまわないよう、5W1Hで伝えるようにしています。5W1HについてはWikipediaの説明がわかりやすいので、詳しく知りたい方は以下のURLをご覧ください。
質の高い質問を積極的に行えると、チームのコミュニケーションが活発となり、チーム全体のレベルアップに繋がります。回答する側も気づきやスキルアップの機会となります。
エンジニアには論理的思考力、言語化能力、問題解決能力など
プログラム以外の能力が必要となります。
質問時の問題整理はこれらの能力向上に役立ちます。
クライアントへの提案やエンジニアに技術を教える場合も
必要な能力なので、心がけていきたいですね。