小学二年生の短歌 #36 弟
おとうとが ちばにいってた 五日かん
けんかがなくて うれしかったよ
娘は5歳の息子とよく喧嘩します。今まで負け続けていた息子も娘の髪の毛を引っ張ったり足で蹴ったり、激しくなってきました。
娘は小さな声で「手加減はしてるよ」と伝えてくれました。
しかし、二人が騒ぎ、あまりにも仕事にならないのでみかねたじじばばが預かってくれることになりました。娘も一緒に行く予定でしたが登校日や宿題などもあったので、息子だけが千葉のじじばばの家に行きました。
娘に、息子がいなかった間のことを聞くと、「ぜんぜん悲しくなかったし、別に何も感じなかった」と言われました。
えー!
親が求める優等生の回答は「最初は一人っ子になれて嬉しかったけど、だんだん寂しくなって、帰ってきてくれて嬉しかった」かもしれません。
なんとなくその模範回答に近づけたくて、「すこしはさみしかったよね?」「一週間なら何も感じないけど、もう二度と会えないとなったらさみしいよね?」としつこく聞いてしまいました。
そして娘に「思ってもないこと書かなきゃいけないの?」「もう二度と会えないとかどういうこと?」とキレ気味に言われました。
そうだよね。。
喧嘩もない平和な空間。パパママ独り占め。そんな五日間。やっぱりちょっと嬉しかったりしますよね。それが本当の気持ちのはずなのに、やっぱり、姉弟は仲良くして欲しいと思うし、娘から「おとうとがいなくて寂しい」と聞いて喜びたいという勝手な気持ちもあり、優等生の回答を無理やり求めてしまっていました。。
そして、親が喜ぶことをわざと言ったりしない娘のことも、優等生ではないけど、いいなと思いました。
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