メタルギアシリーズ【ゲームタイトル勉強会】 #18
「ゲームタイトル研究」では、毎回特定のタイトルについてみんなで"広めに" "浅く" 調べています。"ゲーム研究とはなんぞや"という方の足がかりになったり、”近藤史一 ゲーム研究会”に興味を持つきっかけになってくれればいいなと思っています。
みんなで調べている様子はふみいちのTwitchチャンネルで配信しています！
実際の配信のアーカイブはこちら↓
メタルギアシリーズ【ゲームタイトル勉強会】 #18 配信アーカイブ
本日の主な参加者
その他Twitchのチャットでご参加いただいた皆様
1.なぜこのゲームにしたのか
自分の希望です
そうでした。ロットさんたってのご希望という事でしたね。
あとは、Twitterで「最近の若者はメタルギアを知らない」っていうのが話題になってましたね。
また、メタルギアシリーズは、ソリッドとその前とで結構色々変わるのかなって思っていまして、そのあたりの事も気になりますね。
あとはやっぱり避けては通れないタイトルですもんね。
2.プレイ勢・未プレイ勢
プレイ済み
ふみいち：1,2,3,4,PW,GZ
しんちゃん（研究員）：PO，PW，4,5,Sv
にくまんおとこ（研究員）：1.1,2,3,4,5,PW
ロット（一般会員）：MSX以外ほぼ全部
jannbo（一般会員）：初期2作品以外ほぼ全部
Twitch視聴者さん 13名
未プレイ
Twitch視聴者さん 3名
多くの方が複数のタイトルをプレイしているんですね。
シリーズの中のどれかだけっていう方はあんまりいませんでしたね。
3.ゲームの基本情報
タイトル名
初代：メタルギア
最新作：サヴァイブ
発売日
1987年7月13日（初代：メタルギア）
2018年 2月 21日（最新作：サヴァイブ）
4.メーカー
パブリッシャー
コナミデジタルエンタテインメント
デベロッパー
コナミデジタルエンタテインメント
5.配信ガイドライン
なし。一応コナミのものをみてみる。
著作物の利用について、原則として個人のお客様へは許諾をさせていただいておりません。
同様のご相談をいただくケースが多く、個別に対応させていただくことが困難な状況であるとの理由からです。
なお、下記コンテンツについては専用の「動画投稿ガイドライン」がございますのでご確認ください。
※下記コンテンツ以外については個別のお問い合わせには対応しておりません
つまり、メタルギアシリーズのガイドラインは用意されていないという事ですね。
さらに「著作物の利用について、原則として個人のお客様へは許諾をさせていただいておりません。」なので、許諾はしてない。つまり、やってはダメという事ですかね？
ただ、リストのゲームについてはガイドラインがありますよという事ですよね。
「個別に対応するのが困難」という書き方は珍しいですね。 またコナミはガイドラインがなかなか出ないというイメージがあって、桃鉄が出た時に ガイドラインがでて少しびっくりしましたね。 しかもこれがめちゃくちゃ分かりやすく作られているという。
6.どんなゲーム？
・ジャンル
ステルスアクション
みなさんの思うメタルギアシリーズの特徴を教えてください！
・特徴（配信中の聞き取りによる）
日本初のステルスゲーム（諸説あり）
シネマティックなゲーム
思ったより兵士の視野が狭い
隠れて進むのが前提のゲーム
メインウェポンを使わなくてもクリア可能
小ネタが仕込まれているイメージ
（ヒデオ、メタ要素、ヒントがパッケージの裏にあるなど）
段ボールに隠れる
大塚明夫さん
ノーキルクリアが可能
タイアップが多い
A HIDEO KOJIMA GAME
シナリオが壮大
クリア特典後の装備がある
反戦反核と遺伝子操作が主なテーマ
BGMがハリウッド映画作曲家
7.主要人物が混乱する
ストーリー的にはメタルギアソリッドなどもずっと地続きなんですよね。
主人公もMGS1やMGS4と一緒なんですよね。
で、敵がBIGBOSSっていうMGS3とMGS5の主人公で―――
MG1の敵がBIGBOSSの影武者のヴェノムスネークなのでMGS3のスネークとは違いますね
ヴェノムスネーク、、、、？
という、プレイしたのに忘れちゃったという方の為に
ゲーム内の時系列順にざっくり主人公関係の説明しよう！
・盛大にネタバレがあるので注意！
・小島秀夫監督作品のみを取り上げる
・ざっくり以下ページからの抜粋
1964年 METAL GEAR SOLID3 (MGS3)
1974年 METAL GEAR SOLIDPEACE WALKER(MGSPW)
1975年 METAL GEAR SOLID VGROUND ZEROES(MGSV:GZ)
ネイキッド・スネーク（本物のBIGBOSS）が主人公の話
MGSPW以降、BIGBOSSと名乗る
1984年 METAL GEAR SOLID VTHE PHANTOM PAIN(MGSV:TPP)
ヴェノム・スネーク（BIGBOSSの影武者的な存在）が主人公の話
だが、その事実はラストの章まで明らかにならない。
1995年 METAL GEAR(MG1)【初代】
ソリッド・スネークが主人公の話
（ソリッド・スネークはシリーズ通しての主人公ともいえる）
ラスボスはヴェノム・スネーク（BIGBOSSの影武者的な存在）
1999年 METAL GEAR 2SOLID SNAKE(MG2)
ソリッド・スネークが主人公の話
ラスボスは本物のBIGBOSS
2005年 METAL GEARSOLID(MGS1)
ソリッド・スネークが主人公の話
2007年-2009年 METAL GEAR SOLID 2SONS OF LIBERTY(MGS2)
タンカー編：ソリッド・スネークが主人公の話
プラント編：雷電が主人公の話
2014年 METAL GEAR SOLID 4GUNS OF THE PATRIOTS(MGS4)
ソリッド・スネークが主人公の話。
老いた為、仲間からオールド・スネークと呼ばれるようになる。
8.歴史を振り返ってみる
※皆さんの思い出が多すぎるので半分以上割愛しましたがそれでも長編
METAL GEAR
1987年 [ MSX2 ]
最初予算や容量の関係で、なるべく敵と戦わなくて良いようにという事でステルスアクションになったと聞いたことがありますね
それ聞いたことありますね！
銃撃ちあうのはスペック的にきつかったからって聞きました
METAL GEAR 2 SOLID SNAKE
1990年 [ MSX2 ]
ここでサブタイトルにSOLID SNAKEという名前が入るんですね
METAL GEAR SOLID
1998年 [ PlayStation ]
ここから凄く有名になりますよね パッケージの裏にヒントがあるとか、急に画面が真っ暗になって右上に緑の文字で「ヒデオ」って表示されるとか、コントローラーを差し替えると有利になるとか、色んな事をさせられましたね～
通信ネタならＭＧＳ１のモノラルの話が好き
ああ～！「音をよく聞けば左右どっちから敵が来るかわかるはずだ！、、、あぁ、お前のテレビはモノラルか、、、」って言われるやつですよねｗ
大丈夫よスネーク、モノラルだって、みたいな感じで慰められるやつｗ
METAL GEAR SOLID
INTEGRAL1999年 [ PlayStation ]
私、初めてプレイしたのがINTEGRALだったので、大塚明夫さんのイメージってあんまりなかったんですよね。
あ～。INTEGRALって英語でしたっけ？
そうですそうです。あとVRミッションっていうチャレンジモードみたいなのがあってそれも小ネタが沢山含まれていて、色んな意味で面白かったんですよね。
METAL GEAR Ghost Babel
2000年 [ GameBoy Color ]
ゲームボーイカラーで？やったことないですね～
やってますね～
ノ
おお～！ロットさんもジャンボさんもやってますか！
METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY
2001年 [ PlayStation2 ]
これができる事も増えて、小ネタも多くて
本当に面白かったんですよね～
ドッグタグ集めやったなー
２はすごかったなぁ
ガクトのドッグタグ持ってる兵士いるんだよね
エルードレベル3まであったかな？！
エロ本みたいなのアップしてみてました。
あれ、見すぎるとオペレーターに通信で怒られるんですよねｗ
通信がバグりはじめてあのステージ怖かった
METAL GEAR SOLID THE TWIN SNAKES
2004年 [ Nintendo Game Cube ]
PS版 METAL GEAR SOLIDのGC版リメイクですね！
TWIN SNAKESは最も評価の高い物語（MGS1）を、最も評価の高かったゲームシステム（MGS2）で再現したものです。
ゲームというメディアならではのリイマジネーション（リメイク）です。
メリルがきれいだ
映画監督の北村監督が演出を担当していて、デモがめっちゃやばかったんすよねツインスネークス
METAL GEAR AC!D
2004年 [ PSP ]
こちらはどんなゲームですか？
カードゲームっぽい感じですね
カードみたいに手札があって
使う武器がカードだったりしたかな
METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER
2004年 [ PlayStation2 ]
ここから時代をさかのぼって、昔の話になり、主人公がビックボスの若いころに変わるんですよね。
回復の仕方とか、空腹ゲージとか、要素も増えましたよね。
ゲーム機の時間いじって食料が腐らないようにしたりしてましたね～
３のラストバトルはゲーム史に残るラストバトルですよね
３は泣きました！！！
ゲーム人生で一番やったかもしれない。
シリーズで3が一番好きです！！
（ジ・エンドという）ボスを戦う前に遠くから狙撃できるのおもろかったｗ
ジ・エンドは確か、24時間（ちゃんと調べたら2週間でした）とか放置すると寿命で死んじゃうんですよね、、、
そうそうｗ
寿命で死んじゃうと、隠し武器もらえないんだよね
スネークとオセロットとの出会いも好きです！スネークがきっかけでリボルバー使うのがまた、、、
はじめはオートマチック使ってるんですよね。それでスネークとの戦闘中にジャムっちゃって負けて、スネークからアドバイスをもらうんですよね。
その装飾にはなんのタクティカルアドバンテージもない！
METAL GEAR SOLID BANDE DESSINEE
2006年 [ PSP ]
これはどんなゲームですか？
バンドデシネは見るだけの漫画みたいなやつです
LIVE2Dみたいなやつ
観るメタルギアでした！
METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS
2008年6月12日発売 [ PlayStation®3 ]
ラストの方の上下に分割されるシーン良かったですよね
あ～あそこ良かったですね～
上画面が気になってしまってプレイに集中できないという
これも泣きました・・・最後の親子の会話は涙なしでは見れないです
まさに集大成って感じだった
リキッドととの格ゲー好きでしたー！！
体力バーとかがMGS１から２，３，４ってBGMも変更されていくというね最高
やりたいな～もうできないのかな～
これもう一つ凄く感動したのが、音楽プレーヤーを拾うと小島監督の開発の話や解説実況を聞きながら、その面をプレイできるんですよね。
ありましたね！
オーディオコメンタリーみたいな
それで、これをやりたくて、いろんなメーカーさんにこういうゲーム実況をやりたいって言ってたんですよね。
そしたら「うちのゲームにはこんなに喋れるような小ネタはありません」って言われちゃったんですよね。
え～ｗ
METAL GEAR SOLID PEACE WALKER HD EDITION
2011年 11月 10日 [ PlayStation®3 / Xbox 360® ]
モンハンとコラボしたのがこれですよね。
METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES
5の序章みたいな短い作品なのですが、箱庭みたいになっていて色々遊べたんですよね
METAL GEAR SOLID THE LEGACY COLLECTION
2013年7月11日発売 [ PlayStation®3 ]
え～これ全部はいって7980円って安くないですか？
METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN
[ PlayStation®3 / PlayStation®4 / Xbox 360® / Xbox One ]
小島監督の最後のメタルギアという事で、デブリーフィングというメッセージがのってますね。
ETAL GEAR RISING REVENGEANCE
2013年2月21日発売 [ PlayStation®3 ]
プラチナゲームスが出したメタルギアですよね。
スローモーション中に何回敵を切り刻めるかみたいなゲームだったような
METAL GEAR SURVIVE
PlayStation®4 / Xbox One / Steam
そして最新作ですね。
9.MGSV:TPP 核廃棄イベント発生？！
METAL GEAR SOLID Vのオンラインで、ついに核兵器無くなったみたいなのを聞いたことがあるのですが
以前、あったのはみんなが核を作りすぎてオーバーフローしてマイナスになってしまっために核廃棄イベントが発生したことがありますね。
いや、確かそのあとにもちゃんと廃棄イベントが発生していたような
この記事かな？＞各撤廃
※2020年10月13日、メタルギア公式Twitterアカウントが、核廃絶イベントは不正行為により発生したものであるとの調査結果を伝えた。記事タイトルも、その点を強調するよう変更。
そうか～。。。
リアルだ・・・
現実と重なる...。
10.モンスターハンターとのコラボの小話
TGCの打ち上げで、小島監督のコナミチームと、モンハンチームが偶然同じお店で一緒になって、その酒の席でコラボしたいっすね。みたいな話になったらしいです。
で、その後コナミチームの方から「とりあえずリオレウス作って見たよ～」って感じで目コピでリオレウスを作ったりして、じゃあ本格的にコラボやってみましょうかみたいな感じで進んだらしいですね。
なにそれすげー！暇なの！？
11.続編って、、、
やっぱりもう続編って出ないんですかね～
METAL GEAR SURVIVEが出ていますが
サバイブで痛い目見たからもうなさそう。
METAL GEAR SURVIVE自体はすごく面白いゲームだったんですよね。
ただ「これはメタルギアじゃないだろ」って、メタルギアファンに叩かれてしまったので、、、
私は叩いたほうですなｗ
ヒデオとか今すぐにゲームを切れとか、ああいうセンスは小島さんがいないとな〜
監督色が強すぎましたね。
12.感想
小島監督のメタルギアは感動するし、一つ一つの内容がヘビーだったりして、ムービー作品が好きじゃない僕が最後までプレイできたゲームなので
是非やってないかたはやってほしいです。
個人的には続編を観てみたいです。
MGSVの一番最後のエンディングが、メタルギアの最初のシーンと重なって、そこでカセットを聞くんですが、それを是非みんなに聞いてほしいです。
あとオンラインの核廃絶イベントの演説も小島監督からのメッセージだと思うので聞いてほしいです。
メタルギアやると、兵士が近づいてくるだけでも心臓バクバクしますよね。
アクションゲーム、シューターでもありつつも、不思議な感覚になります。私、ソリッド・スネークって、MGS4でしか観てないので、最初からじじいなんですよねｗ
なのでソリッド・スネークの事をもう少し知りたいなって思いました。
実家が人を殺すゲームがダメだったんですよね。でもこれはできるだけ殺さないゲームなので、許されたんですよね。
あとストーリーも史実をかすらせてたり、現実の問題にかすらせたり。
なんかこれが、ゲームとか現実世界の事を考えるきっかけになったと思います。
懐かしい気持ちになった。またMGS1からやりたくなったな。
久々にメタルギアについて語れてよかったです。 久々にメタルギアやステルスゲームプレイしたくなりました
メタルギアオンライン２を超えるオンラインゲームにまだ出会えてないので、このまま超えることない気がします。
小島秀夫の遺伝子ってのがYoutubeに挙がってますので是非。
体の70%が映画で出来てる小島監督だからこそなのかな、ムービーやカットシーンの拘り凄かったなぁ。小島監督、いいセンスだ。
シリーズがすごい長続きしてますね。（素人意見）
いつか新しいメタルギアが出たらここで配信して欲しいです
苦手なステルス系のゲームだったので４はすごい頑張ってクリアしたなーということを思い出しました。PS3がまだ生きてたらもう一回やりたいなと思いました。今ならもっとうまくできそうな気がしますｗ
ナンバリングと主人公理解できなかった。いつかやりたいという気持ちはずっと持ってるが、未プレイ。コジプロの新作に期待。
デモムービーは長くてもプレイする側もしっかりゲームとしてプレイできるのがいいっすよね
MGSは高校生のころ初めてプレイしたんですけど、やっぱり至上のゲームとして記憶に残り続けてます。ゲームを遊ぶという楽しさ、驚き、切なさ、かっこよさが詰まってる最高のゲームですね
Twitchの生配信をするにあたって、その楽しさとかやりがいとかを考えている時に思った事なのですが、ゲーム実況やり始めた人って、もともとお金儲けしようと思ってないんですよね。誤解を恐れずに言えばその仕組み自体を純粋に遊んでるんですよね。
小島監督の作品って、ゲームの外側にもゲーム性を求めてるんですよね。「ヒデオ」とか「コントローラーおいてバイブレーションで動かして超能力だ！」とか「オンラインの核廃絶のイベント」などなど。 これらはゲームの中では無くて、現実で行動しないといけない作りになっています。
ユーザーにゲームで遊んでもらう、ということはもちろん、開発者がゲーム作りを遊んでいる、そんなフロンティアスピリットを感じられて凄く好きなんだと思います。
小島監督はコナミをやめてしまったのでＭＧＳは本編としては続かないかと思いますが、コジプロの次回作にはやっぱり期待してしまいますね。
編集後記
みんなMGSについて思い出ありすぎるよ！
思い出ばかりで内容薄いのにすごく長い記事になっちゃったよ！ｗ
楽しかったから全然いいけど！！
次回 研究予定のタイトル
2022年4月2日（土）「アンチャーテッド シリーズ」
次回はアンチャーテッド シリーズをみんなで調べる予定です。みんなで調べている様子はふみいちのTwitchチャンネルで配信していますので気軽に遊びにきてください
近藤史一ゲーム研究会では
一緒に "ゲーム研究" をしてくれる仲間を募集中です。
ゲームをただプレイするだけではなく、ゲームをプレイする以外の価値を探して、自分たちの仕事や生活に役に立てる事を目指しています。
もちろんただ "仲間に入りたいな" "ふみいちを応援したいな" という方も大歓迎です。
近藤史一／ふみいち
1985年，愛知県生まれ。ネットタレント兼社会人学生。2008年に日本で初めてゲーム実況のマネタイズに成功。2009年にゲーム実況専門の映像制作プロダクションを立ち上げ，2019年までゲーム実況番組の制作と出演に携わる。ゲーム実況のメーカー公認化を推し進める取り組みや，ゲーム系オンラインサロンを主宰し東京ゲームショウにブースを出展するなどの活動を行う。現在は杏林大学で臨床心理学を学びつつ，日本デジタルゲーム学会広報委員を務め，自身の立ち上げたオンラインサロンにてゲーム研究に取り組んでいる。
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