部長・上司・同僚の予定を見るだけで、視野が広がり仕事の質が変わる話
どうも、fkdことふくだです。
今日、頼りになる先輩と『人のスケジュールを見てない部下が多すぎる』という話をしました。なるほど確かに、と思ったので今回は『人の予定をみよう』という話を。
僕は昔から意図的に上司・部下の予定は見るようにしているのですが、それは別に個人の動きを見たいからではなく、一会社員、チームとして当然にやるべきだと思っているからやっています。それは、もちろんメリットがあるからやるのです。しかし、思ったより見てない人が多いのではないでしょうか。
今回は“役職のついていない人”を主語にしたとき、部長以上、上司、チームメンバーのそれぞれの予定(スケジュール)を見るメリットをまとめてみました。どうぞどうぞ。
部長以上の予定から見えてくる三つのこと
まずは、部長レイヤー以上の予定を見るメリットをまとめます。
1.会社・経営として重要視していることがわかる
2.他の重要な案件の進捗がわかる(自分以外のチームからの報告も入っているため)
3.機嫌がなんとなくわかる(忙しさ、難易度の高い案件の多さなどから)
部長以上の予定を見るだけで、会社のこと、他のチームのことなどの全解像がわかります。
これが本当に大事で、日頃の業務に追われてしまうと会社のことはおろか、隣のチームでなにをやっているのかすらさっぱりわからなくなります。すると、知らない間に大きな案件が生まれていてついていけなくなり、効率が悪くなることはもちろん、疎外感を感じてしまうこともよく起こります。
もちろん予定を見たとて全てのことはわからないのですが、部長以上の予定をできるだけ見ておくことはマーケターとしてIRや中期経営計画を把握しておくのと同じくらい大局観を掴む上で大事なアクションだと思います。
あと、3の機嫌がわかるというのは、決裁や決定の依頼、報告するうえでめちゃくちゃ大事なこと。ここだけの話。笑
上司の予定から見えてくる三つのこと
次に、一つか二つレイヤーが上の上司の予定をみるメリットをまとめます。上司はマネジャー・課長くらいを想定しています。
1.同じチームの他メンバーの動きがわかる
2.部長に求められているチームの役割がわかる
3.上司が注力している案件がわかりサポートできる
上司の予定を見ると、チーム全体の狙い・動きやコンディションが見えてきます。
部長は経営レイヤーの話ですが、上司はその経営判断をより実務に落とし込む、戦略を描く役割をしています。そのため、チームを超えて経営判断を実現する動きをしなければなりません。ですから、様々な種類のミーティングに参加していますが、そこから戦術に落とし込むのが部下。つまり、仕事が降ってくるということ。
結局、仕事は一人ではできずチーム全体で課せられたKPIや目標を達成していく必要があります。上司の動きを見ることで次のアクションが予測できるようになり、心に余裕ができます。また、上司の動きを先読みしサポートできるようになれば間違いなく重宝され、評価も当然上がるでしょう。
チームメンバーの予定から見えてくる三つのこと
最も身近であるチームメンバーの予定をみるメリットをまとめます。
1.チームの案件進捗が理解できる。相互作用で自分の案件のクオリティもあがる
2.休みやいざというとき助け合える
3.身近なメンバーの仕事ぶりがわかり刺激になる
チームメンバーの予定は日頃から話す機会も多いのでなんとなくはわかっているかもしれません。しかしそれでも、細かい予定やタスクはわからないものです。
チームメンバーは自分と似たような仕事をしています。つまり、連動もしやすいということ。自分一人でやるより、隣のチームメンバーの施策と連動した方が広がりがありますし、いざという時のアドバイスもピンポイントです。
また、チームメンバーの予定すらきちんと把握できてないことはそもそもよくありません。もちろん上司がいざというときフォローすることは前提ですが、担当間ですら連携ができていない姿は評価を下げざるを得ません。逆に、自発的に周りにサポートしてあげているメンバーは気持ちよく評価できます。
そういう意味では、チームメンバーの予定は最低限見るべきでしょう。
スケジュールをみることは、思っている以上に大事なこと
あまり実態は聞いたことがないですが、人のスケジュールを見ること、仕事ができる人は結構やっているのではないでしょうか。
部長から全体像を知り、上司から戦略を知り、同僚とコラボレーションする。スケジュールを見て予定を把握することはメリットだらけです。
もちろん、必要以上にみることはしてはいけませんし、ましてやプライベートの予定まで侵食することは持っての他ですのでご注意を。
それでは、んちゃ。