日本選手権水泳大会 男子200m平泳ぎ決勝
水曜担当小澤です。前回に続き、先週まで行われていた日本選手権の事を書きます。今回はひとつのレースに絞って書いてみます。
男子200m平泳ぎ決勝、世界記録を出す可能性のある選手が数名エントリーしているレース、世界基準の泳ぎが見れるだろうと期待大。
3コース佐藤選手、4コース武良選手、5コース渡辺選手の3選手が有力。
結果は佐藤選手、武良選手、渡辺選手の順、代表は上位2名。
平泳ぎが大きく変わったなと思う部分があったので数回再生してストローク数をカウントしてみました。
各選手50mごとのストローク数です。(映像が無く数え間違いもあるかもです)
佐藤選手:14,16,17,23=70
武良選手:14,15,15,23=67
渡辺選手:13,15,15,20=63
大きく変わったと思うのは伸びのある大きな泳ぎ(ストローク数少なめ)が主流だった時代からストローク数の多い泳ぎの選手がタイムを出している点、特にラスト25mはせわしない泳ぎ(ストローク数の異常に多い泳ぎ)に変わっていました。特に佐藤、武良両選手。渡辺選手は前半から伸びる泳ぎを頑なに守って泳いでいたけど、ラストで武良選手に抜かれるあたりから回数上げた印象でした。
「平泳ぎは大きく伸びを大切に泳ぎましょう。とお伝えしてきた指導も変えないとですかね。」と、前回のレッスン時にお話ししましたら、会員様から「世界を目指さしていないので、綺麗な疲れない泳ぎを教えてください(笑)」と返答いただきました。
そうします。ラスト25mの佐藤選手の泳ぎは『良い子はマネしないでください。』ということにしましょう。
確認のために2004年アテネオリンピックで「超きもちいい」が出た北島選手のストローク数を数えてみると、
16,16,17,21=70
てっきり60回前半の数で泳いでいたのかと思ったら、意外と多い。
70というストローク数の一致は偶然だろうけど前半少なく、ラストで多くは主流になっていくのかと思いました。
現在世界記録を持つロシアの選手はこのレースをどう見たのか、どう泳ぎを変えてくるのか、変えないのか愉しみです。開催できれば。