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6月16日(木):動くことの意味

本日は当社も加盟しているコロナ禍で立ち上がった健康二次被害防止コンソーシアムから配信された事柄に関してです。

まず1つ目は、コロナ禍での自粛、運動機会の減少によって生じる機能低下を放置すると健康二次被害によって「3年後に要支援・要介護認定者が約16%増加する」という予測です。

またそれによる「介護給付費は6年間で1,933億円増になる」とも推計されています。

医療でもコロナ禍での受診控えは顕著に出ており、そうしたことの反動がタイムラグをもって出てくることは、なかば必然だろうと思います。

続いて2つ目は、糖尿病の専門教授が発表されていた「不活動は喫煙と同程度の悪影響がある」との問題提起です。

「運動したほうが良い」というのは多くの方にとっての共通認識だと思いますが、「動かないことがどれだけのマイナス影響を及ぼすのか」という理解はいまひとつ曖昧でしょう。

一方で喫煙に対するリスクは広く周知されている通りなので、不活動がそれと同等なリスクがあるというのは、動かないことのデメリットがハッキリと認識されることにはなるはずです。

こうした「運動することの意味」については、現状でフィットネスクラブへ通って頂いているお客様に対しては継続への意味づけ、自身がやっていることへの納得感、自己肯定にもつながっていくものです。

あわせて、日頃から運動習慣のない方に対しては良好な問題意識をもって一歩を踏み出すきっかけにもなりえます。

それだけにフィットネスクラブ、トレーナーとしては前述したような観点も含めて「動くことの意味」を多面的に発信し、地道な啓発を続けてほしいと思います。


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