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12月9日(月):広がりを実感するヒット商品番付の「ハンズフリー靴」

昨日は日経の「ヒット商品番付」のことを取り上げました。

そこでは今年の傾向として何らかの事象に対策するための「リアクション消費」が増えている点に触れたと思います。

具体例は昨日に記した通りですが、何かインパクトのある事象が起きると、そこから直接的・間接的に波及をした消費は生まれてくるので、「正」にしろ「負」の事象にしろ、そうした機会をつかんでいくのはひとつですね。

さて、本日も「ヒット商品番付」に関連した話をもう少しばかり。

このヒット商品番付のなかで、私の身の回りで「売れているな」と実感したのは西の前頭にランクインをしていた「ハンズフリー靴」です。

こちらはテレビCMもしているので多くの方がご存知だと思いますが、かかとの形状を工夫して手を使わず簡単に履くことができるシューズを指しています。

代表格はスケッチャーズの「スリップインズ」ですね。

私たちはスクール制の小型フィットネスクラブを運営していることもあって、来館される会員様の外履き用と内履き用の両方のシューズを目にします。

そうしたなか、この半年ぐらいの間にスリップインズを使われている方が目に見える形で増えた印象です。

実際にスリップインズを使っている会員様にお話を伺うと、「すごい楽で履きやすい」といった言葉が多いですね。

スッと履けるから、その分だけ脱げやすかったりするのかなと思いましたが、そこはしっかりと工夫がされており、そうした感覚はないのだといいます。

最近はスリップインズのラインナップが増えたことで、デザイン的にもさらに選びやすくなっているようです。

同シューズを手掛けるチヨダでは2024年の販売目標を150万足にしているとのことだから、数字でみても着実に広がりが出ているのでしょう。

最近では他のメーカーでも同様な機能を持つシューズをリリースもしているから、「ハンズフリー靴」がひとつのカテゴリーに育っていきそうですね。

靴を履く際のちょっとした煩わしさ(しゃがむ、靴ベラを使うなど)、そこに着目して「不」を解消したことでのヒット商品だと思います。

日常のなかにある何気ない「不(不便、不満、不具合、不安、不調、不足)」を見逃さずに拾い上げることの大事さを教えてくる一例です。

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