感染症に打ち勝つ『 タンパク質 』の底力!
今年もあっという間に年末が近づいてきましたが、
体調管理は万全ですか?
これから寒さが増し、空気が乾燥すると
喉や鼻といった粘膜のバリア機能が低下し、
風邪やインフルエンザなどの
感染症にかかりやすくなる季節です。
予防のためにワクチンを接種された方も
多いかもしれません。
しかし、ワクチンを接種しても
感染してしまう場合もあるのはなぜでしょう?
その理由の一つに、「栄養」の力が関わっているのです。
ワクチンは体内で抗体を作り、
感染に備えるための手段ですが、
実はその抗体は
「タンパク質」からつくられています。
カラダの土台を支える栄養が十分に摂れてこそ、
抗体も十分につくられるのです。
そのため、もし栄養不足があると、
感染に対する防御力が低下してしまうのは自然な流れです。
あなたは病原体から体を守るためにどんな栄養管理をしていますか?
栄養管理でとても大切なのは、
まず免疫の最前線である「粘膜」や「皮膚」のバリアを強化し、
さらに抗体や免疫細胞を十分につくりだせるカラダづくりです。
日々の食事で、魚、肉、卵、豆といった
タンパク質源を必ず1日3食摂ることで
消化吸収されて「アミノ酸」
という栄養素を摂ることができます。
元気なカラダづくりへの第一歩は
たんぱく質(=アミノ酸)を摂ることです。
意外かもしれませんが、
食事でバランス良くタンパク質を摂っている人でも、
血液栄養解析をしてみると
タンパク質不足が見られることが多々あります。
特に、仕事や家事、子育てで忙しく、
ストレスが多い生活を送っている方は、
食べている以上にタンパク消費が激しく
不足していることがあるのです。
また、リラックスする時間がなくて
交感神経が優位で頑張っている人は
たんぱく質の消化吸収率が低下します。
いくら忙しくても、消化吸収を意識して
早食いの方はせめて
食事は20分以上してみませんか。
また、タンパク質だけでなく、
ビタミンAやDも免疫力を支える大切な要素です。
卵黄、緑黄色野菜や魚類を積極的に摂ると良いです。
ビタミンAやDは、免疫細胞の分裂・分化をサポートし、
腸管粘膜や免疫細胞を元気に保つために欠かせない栄養素です。
特に、腸には免疫細胞が集中しており、
そこでの働きがカラダ全体の免疫力を左右します。
腸粘膜や免疫細胞が働くためのエネルギー源は
アミノ酸の1種であるグルタミンです。
不足すると下痢の原因にもなります。
その為、感染時には
グルタミンの必要量は急増します。
ということは、たんぱく質(=アミノ酸)は
免疫強化には欠かせない土台の栄養素なのです。
年末を元気に迎えるためにも、
魚、肉、卵、豆類といった
タンパク質を意識した食事を心がけ、
栄養の力でカラダを守りませんか?
感染症に打ち勝つカラダづくりは、
こうした日々の積み重ねから始まります。
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