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#97坐辺師友(ざへんしゆう)

京都に
何必館(かひつかん)という美術館があります
八坂神社に近いので
入り口を閉めると
ピタッと音がやんで
静けさをうるさく感じる。
アタマがおかしくなったのか?と錯覚する
この一連も
この美術館の醍醐味かと。

北大路魯山人の作品が多く展示されています
作品に花が活けられています
おかげで、ほんとに自然に
そこに在ります

ほとんど説明はありませんが
作品の傍らにぽつぽつとおかれていたりする

そのなかに
「坐辺師友」
はありました

北大路魯山人のことばだそうです
読み下すと
「自分の周辺の生活空間
 自分の身近にあるもの
 それらは
 己の師であり友である」

私は習い事も好きですが
出かけて何かを学ぶ目的は
それこそ
坐辺の師や友を見つけ出すためにやっているような
そんな気がします。

ここ、最上階のお茶室も素晴らしい
庭にもみじが一本植わっているのですが
森羅万象です
苔の上をありんこが
なんか担いで歩いてたりする
ぜひ。

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