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白熱教室

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2019年12月の記事一覧

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※試聴版です。オリジナル版(01:02:59)は購入後に視聴できます。

第五話(最終話)

意識低い系転職は、単に「無気力な労働者」になることではない。その真髄は、自分が提供する「労働力」という商品の単価を最大化しようとする試みである。自分が売る労働力ーーー気力・体力・時間と、その対価である賃金。その交換効率に注目し、妥協を許さず高め続ける試みが、意識低い系転職の正体である。そこには「成長」「やりがい」「アットホーム」といった意識高い、精神的な要素は加味しない。ゆえに

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第四話(全五話)

かつて太閤の治世に、大泥棒がいた。通称を石川五右衛門。ついに捕らえられ、今際の際に時世の句を詠んだという。

石川や 浜の真砂は尽きるとも

世に盗人の 種は尽きまじ

この句を目にして、ヤコバシくんは既視感を覚えていた。近年「働き方改革」が声高に叫ばれ、蔓延している無茶な働き方を是正しようという動きが顕在化してきた。数々の痛ましい過労死事件、労働災害。昭和から続く平成という時

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第三話(全五話)

収録時、社会人歴・営業マン歴9年のヤコバシくんは、自らの体験と、様々な情報を統合し、分析した末に、2つの結論に辿り着いた。

(1)勤め人をしている限り、死にはしないが自由もない。

(2)かなりの余剰が無いと、商品は作れない。

(1)についてはサウザーラジオの通りとして、問題は(2)である。(1)の達成のためには(2)の商品が必要不可欠だ。勤め人には「労働力」しか商品がない

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第二話(全五話)

連日ツラい勤め人仕事をしていると、自分の内側に「辞めたい」という気持ちが膨れ上がってくる。それは当然のことだ。いつしか転職を検討し、情報収集を始める。これも自然な魂の作用と言えよう。

転職サイトを見たり、友人知人に話を聞いたり、ネットで体験談を読んだりする。そこで見つかるのは「どこへ行ってもきつい」という厳しい情報ばかりだ。特に「営業マン」は、どこの会社に入っても「数字・目標

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第一話(全五話)

今を遡ることおよそ10年前。日本…いや世界は、大不況の真っ只中にあった。サブプライムローン、リーマンショック…世界金融危機という単語は記憶に新しい。2019年には日経平均株価が24,000円を超えている中、当時(2009年)は8,000円台まで落ち込んだ。

バブル崩壊から続く平成不況、いわゆる「失われた10年」から、ようやく脱出の兆しを見せていた日本経済は、その数字を「20年

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