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本を読め!と言われても読めねぇよ!っていう人へ

人には得手、不得手がある

読書が苦手な人がやりがちなのが、何も考えずに本を買い、何も考えずに読みはじめ、途中で挫折すること。

サッカーをやっていて、みんなと同じ練習をして、センスのある奴や、努力をしてるやつに負けて、レギュラーに慣れないと同じで、

これが出来ない、苦手だと思ったら、他人とは違う方法や作戦を取るべき。


思い込みが読書を苦手にする

カラオケで歌の上手いやつを見た時に、『こいつみたいに歌がうまくなりたい』と思って、カラオケ通いまくっても、歌が上手くならないと同じ。

歌が上手いとは何のか?を分析しないとはじまらん。

歌が上手いというのは、

ピッチ(音程)があっている

リズムがあっている

抑揚がちゃんとある

これを強化するには、アカペラで歌って、声を録音して、確認して、何度も歌うこと。

カラオケ行っても、声量がやや増すだけで、歌が上手くなる確率は低い。

たくさん歌えば上手くなるというのは思い込みで、たくさん歌って上手くなる人は聴力が優れている人であり、全体で見れば、ごく少数のひと。

読書も同じで、本が読めるようになるって、どういうこと?ってのを理解しないと、ずっと本が読めないまま。


読書が好きな人、得意なヤツをマネしても意味ない

読書が好きな人のマネをしても、本は読めるようにならない。

本人は読書をし始めた頃、今まで積み上げてきたことを忘れて、今の自分の読書術をかたるだけだから。

モテないやつが、モテる人のテクニックをマネしても、成果が出るやつは極少数に限られるのとおなじ。

戦後時代に猛将が一般兵に自分の戦術を説いても、実行できないのと同じ、体格やセンス、思考も信念も違う。


本が読めるってどういうこと?

絵本が読めるのに、なぜ書籍が読めないのか?


絵本は情報量がすくない。

すぐに読み切れるということ。

集中力が切れる前に読み切れるということ。

書籍が読めないということは、ボリュームがある本にチャレンジしている。


もっと薄い本を読もう。



絵本は文章が簡素。

文が簡単だと、すぐに理解できる。

それは、今まで勉強したり、積み上げてきた経験があるから。


難しいと思ったら、まずは入門書や漫画を読もう。


幼稚園児が哲学書を読むのは困難だけど、成人がドラえもんを読むのは簡単。自分のレベルが今、どこにあるのか?を把握すると、本が読める。

入門書や漫画を読んで、基礎知識レベルを上げよう、ドラクエと同じ、レベルを上げて、強い敵と闘う、またレベルを上げて、さらに強い敵と闘う、これを繰り返すと強くなる。


絵本にはイラストがある。

文書が理解できなくても、絵から内容が読み取れる。

一般の本は、イラストがないので、文章が理解できないと内容が全く理解できない。

英単語を全く知らずに、英語の本を読もうとしているのと同じ。

アイスランド語を知らずに、アイスランド人が書いた本を読もうとしているのと同じ。

例えば、「井の中の蛙大海を知らず」と聞けば、日本人なら、『見識が狭い』ってことの例えだよね。

とすぐわかるが、


日本語を習いはじめの外国人からしたら、なんでいきなり、井戸の中のカエルの話が出てきたのか、わからないし、そのあとに、自分の考えに固執しているという内容が出てくることも理解できない。


ぼくらは、小学生から国語を習ってきたから、すんなり理解できる。

本も一般教養、学校でならった学力がないと、うまく文章を理解できない。読めるのと、本質を理解することは、異なる。


意外だけど、歴史や古典を学ぶと読書力が上がる。


急がば回れ、基礎がないのに先を急ぐよりも、自分に足りない所を把握して、後戻り、遠回りすることも必要なんだよね。


読書力を上げるのは時間がかかる?

読書力を上げるには、読書を習慣化しないといけない、教養を身につけないといけない、基礎知識を勉強しないといけない。



でも、こんなに一気に出来ないから、まずは、どうやったら読書を習慣化できるのか?これを考えるべき。

釣りをしてないのに、魚を釣ったら、どうやって料理するかを考えても意味がない。まずは釣りに行くことからはじまる。

本も、まずは読んでみて、どこで、つまずくのか?どのジャンルなら、読みやすいのか?を知ることが大事。

もっというと、「ダメだ~この本ムズい~」と思っても、目次に戻って、読めそうな項目ないかを探す。

進学系の塾で教える、解ける問題からとりかかり、確実な点数基盤をつくってから、難しい問題にチャレンジする。

に似ていて、

難しいなら、簡単な所を読み、まずは基礎知識をつけてから、難解な箇所にチャレンジするといい。








The author is FQ.











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