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育つぶ~『育児中の親に、自分の時間はないのです』


のっけからで恐縮ですが、

育児中の親に、自分の時間はないのです。


自分の時間が欲しいと思っていても、得られることはないということを、世の中の親は受け入れた方が良いと思います。

そうすれば、子育ての親が持つ問題の3割は解消されるんじゃないでしょうか。


日々、自分のペースで行動できないことがあなたを疲れさせることは言うまでもありません。

一方、幼いこどもは親の充分な愛がないと生きていけないということもまた然りです。

こどもに自立する選択肢がない分、後者の方が重要視されるということも、私たちは理解しています。


こどもが小学生くらいになれば、彼らは自分の意志で行動し始めるでしょう。
それまでの間は、親である自分の時間はすべてこどものために費やされるものだと割り切った方が、後々で「こんなはずじゃなかった」と悲観的になることもないでしょう。


親が自分を見てないことを、理解し、そこから親との距離を学ぶ

私はスポーツが好きです。
春になって、いろいろなスポーツが開幕したので、つい気になってTVに意識がいってしまいます。

そんなとき、息子くんは敏感です。

自分に気持ちが向かってないのを全身で感じているんですね。


だから、私は息子くんに叱られてしまいます。


そして息子くんは、きっとパパには自分よりも大事なことがあるんだと理解していくことになるのです。

そういうことが積み重なっていくと、だんだん息子くんがパパから離れていってしまうのでしょう。


自分の時間はない。


あらためて自分に言い聞かせました。


とは言っても、子育て世代だって勉強したり、ストレス発散したり、友情や愛を育くんだり、まだまだ仕事しなくちゃいけなかったりします。

時間は万物に対して公平である事実は変わらないので、工夫するしかないのです。

やはり、時間はつくりだすしかありません。


そこで私は、息子くんがまだ1歳くらいのときに生活リズムを大きく変えました。

夜の寝かしつけで、息子くんと一緒に寝る。
そして、未明に起きる。
仕事に出かける準備をするまでの時間を自分の時間にするという生活スタイルに変えました。


早起きは三文の徳。

未明に起きると、自分のためだけの世界だと思えます。


辺りも静かだし、周囲の住人の気配もしない。
たまに走る車や新聞配達のバイクの音だけ。

冬なら空気が張り詰めた感じ。


集中するなら夜よりも朝の方が断然いい。


朝の支度があるからのんびりもできないので、いいプレッシャーにもなります。

こんな朝から始動してることにちょっとした優越感も感じますし、

夜寝かしつけて一緒に寝るには残業なんてしてる場合じゃなくなります。


こどもに生活スタイルを合わせることは、

実は親にとっていいことづくめなのです。


長年染みついたオトナの時間の過ごし方を変えるのはなかなか難しそうに見えますが、何度か早い時間に眠れば早く目が覚めるようになります。

時間がないと思っている世の中の子育て世代のみなさん、試してみてはいかがですか。

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育つぶ〜パパの育児/子育てつぶやき
ある父親とひとり息子の毎日を描いています。 息子の行動や発言に気づきを覚えたことをテーマに、 父親として子育てに取り組む姿を見ていただければ嬉しいです。