詩〜Laundry that won't dry and autumn sky〜乾かない洗濯物と秋の空

かっさかさに乾いて
毛羽立ったまんま硬くなって
全く潤わない心と
いつまでも降り続く雨

このからっからの心のようには
全然乾かない
いつまでも湿っぽい洗濯物の山

夏は終わった

カラカラと音を立てて風に吹かれる落ち葉と
どんより曇ったこの空と
暇さえあれば降る雨

憂鬱を通り越した
どんより曇りきったこの脳みそと
流れる色とりどりの傘の華


心はカラカラなのに
脳みそは湿っぽくどんより重たいから
もう暇さえあれば寝てしまおう

太陽の顔など忘れてしまった

雨に打たれても心は潤わない
一向に乾かない洗濯物と
湿り切ってしまった脳みそは
待ってたってどうにもならないから
さっぱり忘れたかのように
寝ちまうのが良い

　　Laundry that won't dry and autumn sky