【後編】SHE福田恵里社長に聞く!パワーアップしかしていない!子育ての制約と条件が私の視座をあげた
今回は女性のキャリアスクールSHElikesを展開するSHE株式会社代表福田恵里さんの取材、後編です!
前編では「自己犠牲の育児は終わった」「ママパパのご機嫌が大事」など、子育てに向き合うマインドチェンジを促すような言葉がたくさん聞けましたね。
後編では、子どもを産んで恵里さんが感じた価値観の変化について注目して取材しました。前編同様、ママパパたちの元気に繋がれば嬉しいです。
プロフィール
子どもが私の視座を上げてくれた
ーー一人目出産の時は代表取締役の就任。二人目出産の際は18億円の資金調達に成功。出産の年は仕事もプライベートも本当に激動の年ですね。お仕事も忙しい中、実際に出産準備はどのような気持ちで進めていましたか?
恵里さん:一人目の時はオリンピックイヤーを狙った出産だったんですよね。妊娠がわかった瞬間から、小物からベビー服まで、ワクワクしながらインスタを見ていたのを覚えています。
海外ブランドが好きで、Konges Sloejd(コンゲススロイド)やorganic zoo(オーガニックズー)をよく見ていました。日本のブランドだとMARLMARL(マールマール)ですかね。
一人目の時は性別がわからない時期から、男の子用と女の子用、両方の服を見てました。なぜか生まれる子は女の子だ!と思っていて、可愛い靴下を買っちゃうこともありました(笑)
ーー実際に子どもを産んで育てる中で今までの価値観と変わったなと思うことはありますか?
恵里さん:一人目を出産した時、世の中を見る目が今までの見え方からガラッと変わったのを覚えています。
子どもがいる人といない人の世界は分断されてるって思いませんか?
遊びに行く場所を選ぶ時にも、ここにはオムツシートがあるか、ベビーカーであがれるようにバリアフリーになっているか。
子どもの食べられるメニューはあるのか。
いい意味で制約と条件があるからこそ、今までとは違う視点で物事を見るようになり、知らない世界に出会えたと思っていますね。
私が将来的にやりたいことの一つに「義務教育のアップデート」があるんですが、これを公言したのも第一子を出産した頃からです。
自分の子どもたちを含め、子どもたちが生きていくこれからの日本や20年後の世の中について考えるようになりました。視座を上げてくれたと思っています。
子どもが生まれてからの物選びと人づきあいの変化
ーー最強のファーストベビ服はSHElikesの受講生でもある美緒さん(株式会社uni代表)がリリースした商品です。今回は、モニターとして利用していただいたわけですが、実際に使ってみてこんな人に使ってもらいたいイメージがあれば教えていただきたいです!
子育てが初めてで、何を選べばいいかわからないママにおすすめですね。
恵里さん:私自身、一人目の育児の際、新生児の服を買うにしても、ロンパース、コンビ肌着、ボディスーツ…。新生児の服ひとつとっても種類が多くて頭を抱えました。
どれをどう使い分けてどんな時に使うのかわからなかった。あれこれ考えずにこれ(最強のファーストベビ服)をとにかく着せよう!と迷わなくていいところが好きです。
実際に私もお風呂上がりなどのシーンに限らずあらゆるシーンで活用しています。
ーーお部屋の写真を見ると落ち着いた部屋ですよね。恵里さんが物を選ぶ上で意識している基準があれば教えてほしいです。
恵里さん:私はインテリアが好きなんです。なので、子ども用品や子ども服を買うときに、家の空間に馴染んでいるか。色味やトーンを合わせることを意識しています。
シンプルかどうかも大事な観点で、暮らしとの調和を心がけています。
とはいうものの、原色が多いアンパンマングッズも購入していますよ(笑)長男はバイキンマン推しなので、アンパンマンミュージアムにいけば、推しのライブかってくらい叫んでいるんですよ…。
子どもの興味関心を阻害したくはないので、置くスペースや隠す収納スペースを用意して対策しています。
あとは、物を選ぶ時に親である自分自身がときめくかどうかも大切にしていますね。
ーー見た目(視覚)以外に意識していることはありますか?
恵里さん:それでいうと、我が家は夫婦ともに起業家ということもあり、機能性とタイムパフォーマンスはめちゃくちゃ意識しますね。
洋服を買うときは洗濯表示を絶対に確認します。洗濯乾燥機は大丈夫か。乾燥機に入れてもシワにならないか。
シワになりにくいと干す手間も省けて家事の効率化にも繋がるんです。
ベビー服ではないですが、我が家では長男の服は、ザ・ノース・フェイス一択ですね。Tシャツなんかはほぼ全部ザ・ノース・フェイスです。
ーーシンプルで落ち着いたトーンを大切にしている恵里さんにとって、最強のファーストベビ服は、使いやすかったでしょうか?
最強のファーストベビ服は、真っ白なのでおうちの世界観にも馴染みました。あと、赤ちゃんは1日に何回も吐きこぼしなどがあり、服が汚れることも多いので、洗濯乾燥機OKなところも嬉しいですね。
ーーありがとうございます。少し角度を変えて、物ではなく、人間関係や人づきあいといった意味での価値観の変化はありますか?
恵里さん:1日の時間のうち8割〜9割が仕事か子どもかで埋まるので、残りの1割を誰と過ごすかは本当に大事にしています。
若い頃より人間関係に執着しなくなりません?不特定多数の人に好かれたい気持ちはずいぶんとなくなりました。気の合う友人3〜4人で会うことが多いですかね。
自分のことを大切にしてくれる人、お互いが変化して刺激を与えられるか。限りある時間を信頼できる人と使うようになりました。
新しい視点で活力を。私が生み出したい世界が広がっている
ーー最強のファーストベビ服をリリースした美緒さんがサービスを生む起業と子どもを産むって似てるかも?と言っていたのですが、恵里さん自身、お子さんを産んで、強くなったこと、パワーアップしたことはありますか?
恵里さん:…パワーアップしかしてないですよね(笑)先ほども述べたのですが(前編参照)今までは見ることがなかったものが、子どもがいることでいい意味で新しい制約や条件ができた。
新しい視点で世の中を見るおかげでいろんなことに活力やエネルギー、ベクトルが向くようになったと感じます。
子どもってもうその存在があるだけで尊いですよね。子どもがいて、守るべきものがあるだけで、幸せからくるエネルギーが何倍にもなって返ってくるというか…。
毎日のひとつひとつの出来事も自分自身の成長として与えてもらっている気がします。
ーー恵里さん自身、SHElikesの起業コースでも「日本一女性起業家を輩出するスクールにする!」と掲げていましたよね。最強のファーストベビ服の事業もまさに美緒さんがSHElikesで学びながらサービスを立ち上げています。起業したママや起業を考えるママに最後にメッセージをお願いします。
恵里さん:まさにこの瞬間のために仕事をしていると言っても過言ではないです!(涙)こうやって最強のファーストベビ服が世の中にリリースされることは、何にも変え難い嬉しい報告です。
先日のSHEUmeda 1周年イベントでも、SHElikesの受講を通してカフェ開業の準備を進めたり、シーメイト(SHElikesの受講生)で新しい事業にチームで挑戦している話が聞けて本当に嬉しかったです。
私が生み出したい世界がもう広がっている。
自分を犠牲にせず、親である自分自身が輝いているかを大切にパワーアップし続けたいですね。
編集後記
前編に引き続き、後編でも今子育てに向き合うママパパにとって、前向きになれるメッセージをいただけました。子どもを産み育てることで得た新たな視座と共にパワーアップし続けていきたい。取材を受け、私も心にまた火が灯りました。ありがとうございました。
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