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「果糖中毒」を読んだので3行でまとめる

果糖(砂糖)は悪!

加工食品を取るな、本物の食べ物を取れ

食物繊維は正義!

以上、3行でまとめてみました。以下に解説と蛇足を書いていきますので、興味のある方はご覧ください。

果糖は悪!

1行目から出てくるのが本書の悪役、果糖です

果糖を簡単に(雑に)説明すると

スクリーンショット (6)_LI

こんな感じです。

過去100年で6倍に増加した果糖は現代人の肉体を蝕み、肥満や糖尿病などの成人病を増加させてきました。

その増加の勢いは「成人病」という、かつては大人の病気だった呼称を「生活習慣病」という名称に変えてしまったことからもおわかりいただけると思います。

「贅沢病」という呼ばれ方をする成人病もありましたが、今では発展途上国でも肥満が増え、肥満人口は栄養不足の人口を上回ります。

生産コストが安く、甘くて美味しくて依存性のある果糖はみるみる世界の食卓に広まっていきました。
人々の腹と、果糖を生産する企業の財布はどんどん肥えていったのです。

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加工食品を取るな、本物の食べ物を取れ

食品は加工されることで本来持っていた食物繊維や微量栄養素を失ってしまいます。

例えば白米。玄米から白米へ精米(精製)することでヌカや胚芽を取り除き、美味しさと引き換えに食物繊維と微量栄養素を捨ててしまいます。

小麦も同じで、精製をすることで食物繊維と微量栄養素を失っているので加工食品になります。

ジュースも果汁100%だろうが加工食品になります。炭酸飲料は論外。
果物はいいんですが、ジュースにして食物繊維を取り除いたものは加工食品になります。
あと、砂糖を使ったお菓子もモチロンダメです。

ハムとかソーセージも加工肉、ダメ。

白米はダメ。
小麦がダメってことはパン、パスタ、うどん、ラーメンもダメ、、、。
ジュースもダメ、、、。
お菓子も食えない、、、。

なんだこれ、食の楽しみは死んだのか、、、。

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少しイヤになってきますが、自宅で食事をする分には意外と何とかなります。
白米を玄米に、小麦を全粒粉にするくらいなら簡単なのでおススメです。

あとは食の楽しみと健康のバランスをどうとるかなので、各々のさじ加減といったところでしょうか。

食物繊維は正義!

白米を始めとする精製炭水化物がなぜ悪いか?
それは吸収が良すぎるからです。

吸収が良すぎる白米は吸収が良い故に、急激に血糖値を上げます。
すると急激に上がった血糖値を下げるために大量のインスリンが分泌され、一気に血糖値が下がり、空腹ではないにもかかわらず空腹感に襲われます。

急激で不自然な血糖値の上昇は肥満の原因になります。
さらにインスリンを出す膵臓の負担を増やし負担に耐え切れずに膵臓がインスリンを出せなくなると糖尿病になります。

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しかし、自然界に普通に存在している普通の食品なら、食物繊維が含まれています。
例えば食物繊維が含まれている玄米なら、消化がゆっくりに抑えられるので血糖値の急激な上昇がも抑えられるのです。
当然、インスリンを出す膵臓の負担も少なくなります。

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食物繊維は生活習慣病から人々を守る正義なのです。

ただし、食物繊維はサプリメントで取っても意味がないそうです。
くれぐれも食物繊維の入った食品で取るようにしましょう。

感想

読むのが大変でした。
インスリン、レプチン、視床下部、標的機関、下垂体、視床下部腹内側核、内因性カンビノイド拮抗薬、ドーパミンD2受容体、コルチゾール反応性、偏桃体、エピジェネティクス、脂質異常症、、、、、。

聞きなれない言葉が大量に出てきて頭が何度かパンクしました。

でもかなり内容が濃い本なので読み終わってみると達成感がありますね。
要約する人によってはかなり内容が違いそう。

読み応えのある本を読みたい人におススメです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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