イタリア語検定1級対策 - 2
こんにちは、Minoriです!この元旦、「ポンテ・ベッキオのライトアップがめちゃくちゃきれいらしいよ!」という噂を聞きつけて、ヴァレとローラと私の3人で、意気揚々とフィレンツェの中心街に繰り出しました。
でもね、現地に着いた瞬間、言葉を失いました。人、人、人‼️もはやカオス状態。いや、本気で思いましたよ。「橋、大丈夫?崩れない?」って。人混みに疲れて早々に退散しました。ライトアップなんか楽しむどころじゃないよぉ,これじゃあ。
怖くないですか? 奥の方みてくださいよ。😅 恐ろしくて,ローラ連れて入れなかったよぉ。やばいよねえ 😳
では気を取り直して,一日一問,コツコツと。今日の問題はこちら💁♀️ 今回もイタリア語検定1級の問題をアレンジしてみました。
いかがでしょうか。正解は c ) uno。
POINTは,下線の後ろ。C'era _____ che si distingueva per la sua incredibile conoscenza 。関係代名詞 che 続いてるので,ここには関係代名詞で修飾される 先行詞(名詞)がはいるということが予想されます。
選択肢を見ていきましょう。
まず,この4つの選択肢のなかで名詞として使えないのが一つある。それは,d ) qualche 。qualche は,数えられる名詞の前に置かれる不定形容詞としての用法しかない。無変化で《単数形》の名詞と組み合わせ「いくつかの,いくらかの,何人かの」という《複数》を指します。
なので,qualche 単独では使えないから,これがまず消える。
次は残りの3つは代名詞としても使えるので,この3つの中から選ぶってことになる。そうすると,意味で考えないといけない。
a ) qualcuno は,誰でもよい任意の人を指して「誰か」。
b ) alcuno は,単数形 alcuno, alcuna で使う場合と複数形 alcuni, alcune で使う場合で意味が変わる。単数形は主に否定文で使われ「誰も…ない」「何一つない」という意味。
最後は c ) uno 。uno は,特定された一人,または一つを指す場合に使われる。
ここで,問題文に戻る。
まず non がどこにもないから,この文は否定文じゃあない。だから否定文で使う b ) alcuno がまず消える。
残りは a ) qualcuno か c ) uno か。
文の意味を考える。si distingueva ,distinguersi per … で,「…に卓越している,抜きん出ている」という意味。それ以下はla sua incredibile conoscenza della letteratura medievaleだから …。
驚くべき中世文学の知識で際立っていたqualcunoがいた。
驚くべき中世文学の知識で際立っていたunoがいた。
「大学時代、私は同級生たちのグループによく参加していいて,その中に驚くべき中世文学の知識で際立っていた人が一人いた」という内容にするのが自然で,言及されているのが,話し手が特定している一人の人間 であるので uno が答えということになります。
今回は不定形容詞,不定代名詞に関する問題でした。こいつらも厄介だよぉ。数が多い上に,形容詞としても代名詞としても使えるもの,形容詞としての用法しかないもの,代名詞としての用法しかないものがあるらしい。しかも alcuno なんか,単数形と複数形で使い方が違うっていうじゃないですか。さらに言えば,qualcuno, nessuno との違いもよう分からんし。そういうとこ,検定ではついてくる。今後の課題だなあ 😂
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