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ミッション:インポッシブル/デッドレコニングとサブタイトルについて

この夏注目の映画「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング」はご覧になりましたか?

上映時間は160分ですが、その長さを感じさせないほどにテンポが良く、ハラハラドキドキの連続でした(流石に疲れましたが)。めっちゃオススメです!

しかしサブタイトル「デッドレコニング」とは一体どんな意味なのでしょうか?

デッドレコニング( Dead Reckoning)は推測航法という意味です。

推測航法(すいそくこうほう)とは航行した経路や進んだ距離、起点、偏流などから、過去や現在の位置を推定し、その位置情報をもとにして行う航法のこと。自律航法(じりつこうほう)や、デッドレコニング(英語: Dead Reckoning)とも呼ばれる。推測航法による誤差は長時間や長距離での使用に伴って増大する

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

う〜ん、なんだか難しいですね。つまりはデッドレコニングとは航行に関する言葉で、わかっている最後の位置からコースを決めることを意味するようです。

Deadは直訳すると「死」という意味を想定しますが、この映画のタイトルの場合は「麻痺した」「不安定な」というような意味のようです。またReckoningは「計算」「測定」という意味なので「麻痺した計算」「不安定な測定」ということになります。つまりは主人公イーサンの過去からの軌跡を辿る、集大成の物語になることを意味しているようですが難しい・・・。

これなら、日本語でサブタイトルをつけた方がわかりやすいんじゃないの?と思ってしまいませんか。例えば「ミッション:インポッシブル/最後の任務」とか「ミッション:インポッシブル/イーサン危機一髪」とか「ミッション:インポッシブル/スパイは世界を救う」とか、いかがでしょうか?

あなたなら何とサブタイトルをつけますか?
ミッション:インポッシブル/○○○○」

ちなみに昔「ペイ・フォワード 可能の王国」という映画がありました(原題はPay it forward)。とっても良い映画なのですが、このサブタイトル「可能の王国」がとても陳腐な表現で内容と乖離しており、あまりにも酷くて、この映画の魅力を台無しにしています。そこが妙に納得いかなかったのを思い出しました。もっともサブタイトルは酷いですが、中身は素晴らしいですので、ご覧ください。

やはり、タイトルって大事ですね。英語のニュアンスを上手く伝えてくれるサブタイトルを期待します!


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