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令和6年度 第1回日本版包装前面栄養表示に関する検討会 概要

令和6年度 第1回日本版包装前面栄養表示に関する検討会 概要(本文1,684文字)
 
内閣府消費者庁は、令和6年7月24日13時から「令和6年度 第1回日本版包装前面栄養表示に関する検討会」を開催し、検討の方向性ほかを検討しました。
 
<趣旨>
2015年から義務化された栄養成分表示は裏面が一般的だが、見にくさや分かりづらさを補うため、諸外国では包装前面栄養表示が導入されている。国内でも自主的な取り組みが見られる中、健康日本21(第三次)の公表を契機に、消費者の健康増進に資する食環境づくりを推進するため、本検討会は我が国における包装前面栄養表示について検討を行う。令和6年度中に5回程度検討を行い、日本版包装前面栄養表示についての方向性をまとめる。今回はその第1回目として検討の方向性、論点、対象範囲、ならびに調査方法の整理などについて検討する。
 
<議事次第>
(1)検討の方向性及び主な論点(案)
(2)対象外とすべき食品区分
(3)摂取時の量とのかい離が生じる食品の取扱い(1)
(4)加工食品における栄養成分等の表示実態調査の方法
(5)その他
 
<検討の方向性(案)>
1 令和5年度「分かりやすい栄養成分表示の取組に関する検討会」で示された「我が国における包装前面栄養表示の検討の方向性」に基づき、日本版ガイドライン案、様式案、位置付け等を検討。塩蔵品や茶葉などの例外も議論する。
2 評価項目、生鮮食品やECサイトへの展開、デジタル活用は、日本版策定後に検討。
 
<論点(案)>
本検討会において、以下の3点を重点的に議論し、日本版包装前面栄養表示を円滑に導入するための具体的な方策を検討していく。
1 食品関連事業者にとって理解しやすく、導入しやすいガイドライン
2 消費者の視認性とパッケージデザインの調和を両立した様式
3 食品表示基準における適切な位置付け
 
<対象範囲(案)>
1 日本版包装前面栄養表を適用する範囲は、「容器包装された一般用加工食品」
2 ただし、健康増進法における特別用途食品のうち病者用食品および乳児用調製乳、ならびに酒税法における酒類については、日本版包装前面栄養表示の適用範囲外
 
<調査方法(案)>
調査方法は、表示実態調査の概要として提案されている;

【資料7】加工食品における栄養成分等の表示実態調査の方法、第3ページから引用 https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms206_240724_48.pdf

なお、水で抽出する食品(茶葉、コーヒー豆、など)、水で塩抜きする食品(塩蔵わかめ、など)、湯切りする食品(カップ焼きそば、など)といった「販売時と摂取時の栄養成分等の量にかい離が生じる食品」については、摂取時の状態の表示を許容することについて検討する必要がある。
 
<今後のスケジュール(案)>
■第2回 令和6年8月下旬頃
・摂取時の量とのかい離が生じる食品の取扱い(2)
・日本版包装前面栄養表示の様式(1)
■第3回 令和6年11月以降
・加工食品における栄養成分等の表示実態調査の結果
・摂取時の量とのかい離が生じる食品の取扱い(3)
・日本版包装前面栄養表示の様式(2)
■第4回 令和7年1月以降
・日本版包装前面栄養表示の様式(3)
・日本版包装前面栄養表示ガイドライン原案(1)
■第5回 令和7年2月以降
・日本版包装前面栄養表示ガイドライン原案(2)
・食品表示基準における日本版包装前面栄養表示の位置付け
 
<配布資料>
【議事次第】令和6年度 第1回日本版包装前面栄養表示に関する検討会
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms206_240724_41.pdf
【資料1】「令和6年度 日本版包装前面栄養表示に関する検討会」開催要領
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms206_240724_42.pdf
【資料2】分かりやすい栄養成分表示の取組に関する検討会について
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms206_240724_43.pdf
【資料3】日本版包装前面栄養表示に関する検討の方向性及び主な論点(案)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms206_240724_44.pdf
【資料4】「令和6年度 日本版包装前面栄養表示に関する検討会」開催スケジュール等
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms206_240724_45.pdf
【資料5】対象外とすべき食品区分
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms206_240724_46.pdf
【資料6】摂取時の量とのかい離が生じる食品の取扱い(1)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms206_240724_47.pdf
【資料7】加工食品における栄養成分等の表示実態調査の方法
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms206_240724_48.pdf
【参考資料1】我が国における包装前面栄養表示の検討の方向性
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms206_240724_49.pdf
【参考資料2】コーデックス委員会における包装前面栄養表示ガイドライン
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms206_240724_50.pdf
【参考資料3】諸外国等における取組について
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms206_240724_51.pdf
【参考資料4】国内における食品関連事業者の自主的な取組について
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms206_240724_52.pdf
 
 
 
<一次情報>
令和6年度 第1回日本版包装前面栄養表示に関する検討会(2024年7月24日)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/review_meeting_013/036571.html
令和6年度 第1回日本版包装前面栄養表示に関する検討会の開催について
https://www.caa.go.jp/notice/entry/036572/
https://www.caa.go.jp/notice/assets/food_labeling_cms206_240711_02.pdf
 
<関連情報>
【消費者庁】分かりやすい栄養成分表示の取組に関する検討会
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/review_meeting_008/
第3回「分かりやすい栄養成分表示の取組に関する検討会」 概要
https://note.com/fir_institute/n/nf87af8d6cd72
 
<動画配信>
https://www.youtube.com/live/btfhZH7bk_k
※    開催日時以外の視聴はできません。

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