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【英語のハノン】半年練習してみて得た気づき 〜習慣化についても考えてみる

 こんにちは。今年に入ってからスピーキングドリル「英語のハノン」で自主練をしています。まず「初級」で練習を始め、途中忙しくなってしばらく中断しながらもなんとか継続し、今月から「中級」での練習を始めました。

 毎日コツコツ続けることが元々苦手な私ですが、この「英語のハノン」に関しては効果を実感していることもあり、今後も続けていきたいと思っています。今日は練習をしてみて得た気づき、そして習慣化するにはどうすれば良いかをお話ししたいと思います。

英語のハノンを知ったきっかけ

 「英語のハノン」は、国連英検サイトに合格体験記である方が2次対策で使用した教材として紹介しており、当初は「面白いタイトルの本だな」と感じる程度でその後は実際に使うことはありませんでした。

 ですが、今年初めに国連英検2次面接のスピーキングのスコアが総じて低めに出てしまい、これはやばい😱という事態に。。そして「そういえば、二次対策で英語のハノンって本が紹介されていたな」とすぐ思い出し、調べてみました。

 そしてこれはピアノの教本をヒントに作られたスピーキングドリルで、所定のサイトからダウンロードした音声に合わせて音読し、最終的にはテキストをみなくても例文をスラスラ暗唱できるまでひたすら反復練習するというシンプルなもの。さらには「やりなおし英文法」という私にとってはキャッチーな(笑)副題までついてます👀

私には「刺さりまくり」のタイトルです😅

 2〜3年ほど前に発売されSNS界隈では既に話題になっていた本のようで、絶賛コメントが多い一方で「退屈」、「単調」という声もチラホラ。興味がありつつも、習慣がなかなか身につかないこの私には「うーん、続くかな🤔」という心配もw

 ですが「スピーキング」と「文法」という私の2大弱点をこの教材一本でカバーできるかもしれないという期待の方が勝り、まずは「百聞は一見にしかず」ということで思い切って購入してみることにしました。

勢い余って全3冊を「大人買い」(笑)

結論:自分にはぴったりの「英語やり直し」教材

文法知識やイディオムの再確認ができる

 これは期待していた通りで、練習を進めながら自分の中であやふやだった、または勘違いしていた文法やイディオムについて再確認することができました。これもお恥ずかしい話なんですが、例えば私は動名詞をとる動詞と不定詞をとる動詞を勉強して覚えたつもりではあっても未だに間違えてしまう状況でした(その間違いもこの本の練習で気づきました😅)。なので、「やりなおし英文法」のタイトル通りの効果を感じました。

クイックレスポンスが鍛えられる

 この本はお手本の例文の音声が聞こえたら自分もその例文をリピートするんですが、お手本の音声の後のポーズがものすごく短いです。なので、少しでもとちったり、噛んでしまったりするとあっと言う間に次の例文の音声が始まります。なかなかハードで気分も滅入りますが(笑)、逆に「早く言わなければ」と言う切迫感が脳に刺激を与えるのかクイックレスポンスのいい練習になっているとも感じています。

発音、特にアクセントやイントネーションの確認・練習にもなる

 私は発音自体もさることながら、未だにアクセントやイントネーションを間違えている単語があります。ですが、英語のハノンで練習をしていると改めて正しい発音やアクセント・イントネーション全てを確認して練習することができます。具体的に言えば、自分で発話する時にはお手本の音声の言い方を真似するよう意識しています。まだまだ完璧ではありませんが、前は言いにくかった単語やフレーズが言いやすくなったりとわずかながらも効果が出始めているので、今後は文法のやり直しに加えて発音の練習でもフル活用したいと思います。

英語のハノンに満足できない〜考えられる理由3つ〜

 かなり話題になったことで愛用者も多いこの英語のハノンですが、どうしても合わないと感じる場合もあるかと思います。実は私も一時期そうなりかけた一人で、振り返って見ると以下のような理由だったからではないかと思います。

 ですが、もしどうしても合わない場合は無理に続ける必要は全くないと思います。私自身もこれまで話題になった教材や学習方法を試して自分には合わなかったというケースは山程あります。自分に合った教材を見つけるもの英語学習の醍醐味でもあると思うので以下は私個人の見解として参考程度にして頂ければと思います🙇‍♀️

理由①英文法の解説が少ない

 元々本自体が「やりなおし英文法」、「スピーキングドリル」を謳っているので英文法の解説はどうしても必要最低限になるかと思います。そのため、対象の文法項目自体を勉強したことがない、理解が完全ではない場合は本の解説だけでは不十分になることがあります。私も途中「確認してみたいな」と思った時に、本の解説では不十分で手持ちの文法書を参照しました。実はこの「手間」が面倒で一時期練習から遠ざかってしまった時期がありました。またもし英文法の勉強をしたことがないと言う場合は先に勉強を済ませておいた方が良いと思いました。

理由②単調な表現なので飽きる&効果を感じるまで時間がかる

 これも基礎練ドリルのようなものなので仕方がないのですが、例文が単調で途中で飽きてしまうかもしれません😅特に初級が単文中心(中級以降は複文)なので途中で中断してしまいがちです。これも私が途中で中断した理由ですが、なんとしても「英文法やスピーキングの苦手意識をなくしたい」、「発音を矯正したい」という思いの方が強かったのでなんとか再開しては中断を繰り返し、練習を重ねていくうちに徐々に効果も感じるようになったので前より継続しやすくなりました。なので効果を感じるまで多少時間がかかること前提で取り組んだ方が良いかと思います。

理由③トラック毎に例文の数が異なり、学習計画が立てにくい

 例えば単語帳のような本ではユニット(またはトラック)毎に網羅される単語の数が一定かと思います(例:1ユニットあたり100単語)。ですが、英語のハノンの場合、各ユニットでさらに細かいトラックによって分かれているのですが、そのトラック毎の例文の数が異なります。さらにはユニット内のトラックの数も異なります。具体的には、あるトラックではわずか5〜6個の例文で終わるかと思えば、別のトラックでは10数個の例文で練習するなど分量、すなわち練習時間にかなりばらつきが出てきます。これは各項目の練習目的に合わせてこのような構成になっているかと思うので、全然批判でもなんでもないんですが、例えば毎日のルーティンに組み込む場合は日によって練習時間が異なってくるので計画を立てる場合は注意が必要です。

英語のハノンを継続するために実践していること

 最後に英語のハノンを続けてくために私が実践していることをご紹介したいと思います。

一気にやろうとしない

 当初私は先を急ぐあまり、例えば「1日1ユニットやろう!」などと一気に進めようとしました。ですが、いざ始めてみると簡単なフレーズでも思ったようにすぐに口から出てこなかったり、駆け足で練習するので結果として十分習得できないまま先に進むことになります。なので、ゆっくりでもいいので確実に本を見なくて言えるようになってから次に進められるよう毎回の練習量は無理のない範囲で設定するようにしました。ちなみに、現在は「1日最低1トラック、練習時間も最大で30分まで」と設定して取り組んでます。

ハビットトラッカーなど習慣化できるツールを活用する

 初級を練習する際に途中で中断してしまった経験から、今月より始めた「中級」ではハビットトラッカーを活用することにしました。今はアプリなどでも利用できますが、私はコクヨの測量野帳(通称:野帳)とハビットトラッカーのスタンプを使って記録しています。実際に毎日課題をこなしてチェックを入れることでアプリで入力していくよりも達成感を得やすいかなと感じています(もちろんアプリか手帳かはお好みで!)。

毎月タスク別にスタンプを押して、実践したら日付をマーキングしてます

「ゼロヒャク思考」をやめる

 この「ゼロヒャク思考」とは「ゼロイチ思考」とも呼ばれているものですが、なんでも物事について白黒をはっきりつけたがる、完璧じゃないとダメだという思考を指します。私はいつも視聴している精神科医の樺沢紫苑先生のYoutubeでこの言葉を知りました。以前の私は、少しでも十分な時間が取れなくなるとすぐに中断したり、諦めたりしていました。ですが、今回「ゼロヒャク思考」の事を思い出し動画を見直し、例え時間がなくて練習ができない、中断することがあっても諦めず進めることによって継続できるようにしました。

 今回は以上になります。本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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