【総合振り返り】ナショジオ翻訳講座・実践コースの受講を終えて
こんにちは。2023年10月から受講を開始したナショナルジオグラフィック翻訳講座(以下、ナショジオ翻訳講座)の実践コースが無事終了しました。昨年春に初級コースの受講を開始してから早1年。途中締切に追われてかなりしんどい時期もありましたが、なんとか走り切ることができました🏃♀️💦
そこで今回は実践コース全体の振り返りをしていきたいと思います。構成は初級と同様Q&A形式を採用しています。
ですが、初級と実践で重複する項目、例えば「受講しようと思った理由」、「コスパはどう?」、「継続するための工夫」、「復習方法は?」などといった質問についてはここでは割愛させて頂きます。そのため、もしこれらについても知りたい!という場合はお手数ですが、以下初級コースの振り返り記事をご参照くださいませ🙇♀️
では、ここから本題です。以下の目次から直接ご興味のある項目にジャンプできますので、お好きなところからどうぞ☺️
実践コースの総合評価
最終課題の添削が戻ってきてから半月ほど経過した6月中旬に修了証が届きました。実践コースは登録翻訳者の認定も兼ねていることもあって「総合評価」もついてきます。今まで記事をご覧頂いている皆様ならもう容易に想像がつくかとは思いますが😅、「総合評価」の結果はこちら。
普段の課題とは異なり総合評価はシンプルにA、B、Cの3段階評価だそうです😳ちなみに私がもらった今学期全12回の評価の内訳は以下の通りです。
と言うことで、私の場合はコースを通して評価にほぼバラツキがなかったので、この結果は「至極当然」です。その一方で、もしバラツキがあったらどんな評価になるんだろう🤔とも。例えば前半はBやCが多くても、後半になるにつれてAやB+の評価が続いたら・・・とか。
しかし、いずれにしても登録翻訳者になるためにはほぼ一貫してA評価はもらっていないとダメらしいですけどね😅。ということで深く考えるのはやめることにしました(笑)。
実践コース振り返りQ&A
ここからは「自分だったら知りたいかも」と思う問いに対して簡単に答えるというQ&A形式での振り返りです。
Q:初級コースと比べて難しいと思った点はどこ?
◉初級では終盤にならないと出題されなかった会話文(カギ括弧を使った会話)が、実践では初回から出てきた。カギ括弧の処理の仕方(例:句点の付け方)を知らない自分は当初訳出するのに苦戦した。添削でも多数の指摘。
◉後半になるにつれて「入念にリサーチしないと訳が出てこない」、「表現を練るのに時間がかかり過ぎてギリギリの提出になる」ほど難易度が上昇
◉初級ではあまりなかったが、高度な文法知識がないと正しく解釈できない文章の出題が多かった印象。特に分詞構文や前置詞の解釈違いが顕著。
Q:何か参考にした本はある?
◉初級コース中盤から「何か翻訳スキルの手ほどき本を参照したい」と思い、実践コース開始直後に以下の書籍を購入。特に翻訳処理のプロセスは目から鱗。講座の評価に即効果が出たわけではないが、今後も学習の指針になることに変わりなし。
書評レビューはこちら
Q:途中で辛くなったことはある?あれば、どう乗り切った?
◉もちろんある。特にコース中盤に入って成績に変化が見られず、「自分が進歩しているのかどうか」わからなくなった時が一番辛かった。
◉加えて、春先からケンブリッジ英検の試験準備も佳境に入ったためスケジューリングにも苦労。言い訳になってしまうが、これが原因で推敲不足に陥り「Bー評価」につながってしまったのかなと。。
◉「どんなに忙しくても絶対締め切りまでに課題を提出する!」と自分に宣言し、逆算してスケジューリング。また、このnote投稿のおかげでモチベーションも維持(これは本当に読んでくださった皆様のお陰です🙇♀️)
◉今までは疲れても締め切りが迫っていたら何事も無理をする傾向があったが、「疲れたら一旦勉強から離れて休む」ことを徹底。そのきっかけとなったのがこちらの本。
Q:「こうすれば良かった」と思う点や反省点は?
◉初級コースの受講時も痛感したが、日本語の編集や校正ルールの知識を身につけてから臨むべきだった。特にカギ括弧の処理で苦労した頃に急ぎ購入したのはこちらの2冊。ただ、正直なところ講座後半になるほど課題自体のリサーチに時間を取られてしまったためあまり参照せず。ただ、note投稿や今後の学習での活用は続けていく予定。
特にカギ括弧処理で役に立ったのは以下の本。
◉スケジューリングにも課題。当初から分かってはいたものの、やはり他に大きなタスク(今回の場合はケンブリッジ英検の受験)がある場合は、例え短期間であっても重複させるべきではないとつくづく反省orz(もうコース終盤は息をつく暇がありませんでした😅)
◉リサーチの時はもっといろんなソースをチェックするべきだった。自分の場合は、語句のリサーチにとらわれすぎて「木を見て森を見ず」になってしまったことも。
Q:次の学期を継続しないことにした理由は?
◉一番の理由はケンブリッジ英検の受験準備が佳境に入ってきたから
◉もし継続すると学期間の休みが1週間ほどしかなく、復習や振り返りをする時間がないまま学習を続けても「消化不良」に陥るとも感じたから
Q:また受けたい?復帰するとしたらいつ?
◉もちろん受けたい。でも時期は未定
◉いずれにしてもケンブリッジ英検C2(CPE)に合格してからになると思う。この2つの両立はまず無理。
Q:お休みしている間はどんな勉強をするの?
◉せっかくなので、この1年間に届いたナショジオ12ヶ月分を改めて読み直したい。でも精読は疲れてしまうので、まずは多読でさらっと。
◉当初は通信講座か通学(オンライン含む)の翻訳基礎講座の受講も考えたが、上述の通り今の自分は「日本語の表現力・語彙を養う」ことの方が大事と考え、しばらくは自由に気の向くままに本やエッセイ、フィクションなどを読み漁って名文に触れていきたい。
◉添削課題はしばらく寝かせ、上記のように多読をある程度進めてからもう一度課題を訳してみて、当時の自分の訳と比べてみることも検討中。
◉英文法も苦手項目を中心にさらに深掘りしたい
Q:受講して良かったと思う点は?
◉課題を通じて今まで知らなかったことや誤解していたことについて学び、視野が広がった。(例:動植物の生態、最新テクノロジー、環境問題)
◉母国語であるはずの日本語であっても、結構意味を勘違いしていたり、語法間違えていることに気づくことができたのは大きな収穫
◉ナショジオの記事がきっかけで行ってみたい場所の「バケットリスト」が増える(例:アルハンブラ宮殿、英国イングランドのチョークストリームなど)
【最後に】1年間お付き合い頂きありがとうございました🙇♀️
以上簡単に振り返ってみました。そしてこの1年間続いた投稿も今回で一旦最後となります。元々このnote投稿は、「ちょうどnoteも始めたことだし、記事執筆の練習も兼ねて学習記録を投稿してみよう😋」という軽い気持ちからスタートしました。
また私自身もこれまで受講者の方々のブログをいくつか参考にさせて頂いたこともあり、もし受講を考えている方がいらっしゃったら少しでもご参考になればとの思いもありました。
ですが不慣れなことに加えて成績も終始変わりなく、あまりインパクトのない記事になってしまって「投稿やめた方がいいかな🤔」と思った時期も正直ありました。
ですが、段々投稿を続けているうちに多くの皆様からスキや激励のメッセージを頂く機会が増えていきました。さらに翻訳講座の次学期のWEB広告が掲載されるタイミングに合わせるかのようにアクセス数もなんとくなく増えるという現象も😳。そこで一念発起し、継続することにしました。
そのため講座はもとよりこの投稿もなんとか続けることができたのも、ひとえに皆様のご支援のお陰です。この場をお借りして改めて厚く御礼を申し上げます🙇♀️
ちなみにケンブリッジ英検C2の受験自体は既に終わり、現在結果を待っているところです。ちょっと今バーンアウト気味なので(笑)、もうしばらくお休みを頂いてから通常の投稿を徐々に再開できればと思っているところです。
今回は以上になります。今回も最後までお読み頂き、そして1年間お付き合い頂き本当にありがとうございました。
ナショジオ翻訳講座をテーマにしたnoteをまとめたマガジンです。