【危険な兆候】『靴磨きの少年』はあなた自身?
✅ 歴史を超える瞬間がすぐそこに:日経平均株価とビットコインの最新動向
辰巳天井を象徴するかのように、
日経平均株価はノンストップで
上昇を続けています。
12日の東京株式市場では、
日経平均株価は一時700円以上値上がりし、
バブル経済後の最高値を
連続で更新し続けています。
1989年12月29日に付けた
日経平均株価の史上最高値
「3万8957円44銭」超えも
射程圏内に入ってきました。
また、先日のビットコインの
現物ETF承認の際にも、
同様に最高値を目指す展開が垣間見れました。
✅ 『靴磨きの少年』から学ぶ市場の教訓
しかしながらに、
私たちは忘れてはならない教訓があります。
ジョン・F・ケネディ元米国大統領の父
ジョセフ・P・ケネディ氏は、
ウォール街(世界の金融センター)で働き
株式投資で財を成して政界に進出した人物です。
そんなケネディ氏がある日、
ウォール街で靴磨きの少年に
靴を磨いてもらった際に、
その少年から
「○○の株は買った方がいいよ」と
勧められたそうです。
ウォール街で働く
金融のプロであるケネディ氏は、
一般大衆、そして何も知識がないような
靴磨きの少年が
株の話をしている事に違和感を覚えました。
そこでケネディ氏は、
靴磨きの少年の話を聞いた後、
堅調な株式市場が
近く暴落するに違いないと判断し、
保有していた株を全て売却しました。
その後、
『世界大恐慌』(1929年10月)が起き、
米国株は大暴落し、
事前に株を売却したケネディ氏は
難を逃れることができました。
この教訓を、
『靴磨きの少年』として、
相場が天井圏にあり、
近く暴落する可能性があることの
例えとされています。
✅ バイアスの認識と冷静な判断軸の重要性
私たち人間は、
自分に都合の良いような
シナリオを勝手に作ったり、
物事を捉え、解釈しがちです。
これを『バイアス』としばしば表現します。
バブル経済のように熱狂した状況下において、
人間はなかなか冷静になることが
難しいことも事実です。
一度、自分が「反対のことをしている場合」を
シミュレーションしてみると
良いかもしれません。
「日経平均株価を売っていたら?」
と今の相場下で想像してみましょう。
皆さんは、どのような判断を下すでしょうか。
季節が巡るように、
この母なる地球には”周期性”があり、
相場も同様に「一方通行」はありません。
あなた自身が
『靴磨きの少年』かもしれません。
『靴磨きの少年』を良い反面教師として、
今後に活かしていきましょう。