非財務情報の予算策定について
こんにちは、予算管理に特化した税理士&コンサルタントのT.Hiroです。
前回記事で予算管理のうち、財務情報の予算についてお伝えしましたが、今回は予算管理を3フェーズに分ける点のうち、非財務情報の予算について、お伝えしたいと思います!
(前回記事もご参照ください!)
1.予算策定の3フェーズ
前回記事でもお伝えしたように、
予算策定の手順は、大きく3つにわけることができます!
1. 財務情報の作成
→ 利益計画など
2. 非財務情報の予算作成
→ KPI、歩留率、操業度など
3. 行動計画の策定
→ 1.2を達成するために必要なActionの明確化
そのなかで、まず着手すべきは利益計画であることは前回お伝えした通りです!
つぎに、非財務情報の予算作成が待っています!
非財務情報の予算作成とは、どのようなことをするのか?
その点についてお伝えしたいと思います!
2.非財務情報の予算とは?
「非財務情報の予算」という言葉だけでは、何のことかわからないかと思います。
非財務情報の予算とは、一言でいうと、
重要なKPIのことを指します!
例えば、製造業では、
● 工場の操業度
● 製品のラインにおける歩留率
● 切削機における電力原単位
● 燃料費用の原単位
● 適正な在庫回転率
● 適正な在庫保有量
● 人員配置と残業時間
などが例として挙げられます!
すなわち、利益向上につながる重要指標のことを、非財務情報の予算として策定する必要があります!
3.非財務情報の予算策定のポイント
非財務情報の予算策定は、利益との連動性を意識して策定する必要があります!
予算策定において、利益計画をまず作成することはお伝えした通りですが、
それを実現するためには、非財務情報での定点管理をしっかり行うことがなによりも必要になります!
非財務情報の予算管理では、指標は決して多い必要はありません!
3~8くらいの重要指標を予算として策定し、
実績との比較をしてPDCAサイクルを回すことで、非財務情報の指標が向上し、結果として財務情報の面でも改善につながります!
なので、非財務情報の予算管理を第2フェーズとして実施することが重要になります!
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回は、第3フェーズの行動計画の作成についてお伝えしたいと思います!
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